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100万回死んでも生き返りますが、何か? Re:  作者: らぐな。
突撃!紅魔館の吸血鬼姫編
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異変の始まり

早速予告とずれた…

お待たせしました、今回から話は進みます。

まさか自分が神隠しに遭うなんて、誰が思うのだろう。

自分には関係ない話だから大丈夫、と高を括っていた自分を軽く恨んだ。

だが、そんなことを悔やんでいても、実際にこうして起きてしまっているのだからしょうがない。


そういえば、あの時俺は女の子を助けたのだが、あの女の子は大丈夫だったのだろうか。

緊急用の避難スペースに押し込んだのだから、大丈夫だと信じたいのだが。

今頃は大騒ぎになっているのだろう、同じ学校から行方不明者がまた出たとかなんとかで…

今回は警察の捜査は少しは進む、なんせ今回は目撃者が多数。

駅の中での事件だからな。

両親も大騒ぎしている…か?母さんは騒ぐかもしれないが、父さんは嬉々として本のネタにしそうだ。

良くも悪くも父さんは変人だからな…変なことをして母さんに迷惑をかけなければいいが。


「考えても仕方がないか…」


酷な話だが、こんな満身創痍な体では元の世界に帰るどころか、歩くことすら当分ままならないだろう。

ドラマのように必死にリハビリして、やっと…って所か。

故に考える事しかできない。相手からすれば何もしていないのと同義だ。

あれこれ考えても仕方がない。暫くは霊夢に迷惑かけるし、俺としては一日も早く治したい所だ…


翌日。

骨折、治りました。


「…はぁ!?」

そのことを霊夢に伝えた所、彼女は驚いたからか持っていた湯呑を落としてしまった。

「いやぁー、何でかはよく解らんが、朝起きてみたら身体が軽い軽い。痛みも消えたし。ありがとな、霊夢。」

「ちょっと待って!あなたの骨折、一日やそこらで治るようなもんじゃなかったわ!何をどうしたらそんな有り得ないことが起き…あ!!」

湯呑の存在を忘れているのか、蹴り飛ばしながら立ち上がる霊夢。

「有り得たわ…此処は幻想郷だもん…!!来て!」

「え、ちょ、待っ」

霊夢に引っ張られ、俺は外に出た。


「そういや…此処は何処だ?」

「幻想郷よ。それが?」

「いやそうじゃなくて、俺が今まで寝てたところ!」

「あぁ、私の神社よ。博麗神社って言うの。私からもいい?」

「ん?」

「今更ながらあなたの名前聞いてないわ。」

「あっ…」

そう言えば霊夢に名乗ってない。失礼すぎる。

「レナで構わない。本名名乗ったら女性と間違えられるし。」

「その呼び方も女性っぽいけどね…まぁいいわ。着いた。」

神社の境内の広場に連れてかれた俺は、何が起きるのかさっぱりわからず周りをキョロキョロしていた。

「で、私の推測が正しければ…これで解るはず!霊符『夢想封印』!!」

霊夢から光の弾が出て…俺に直撃。

「痛い痛い痛い!!」

死ぬかと思った、だが死んではいない。

「やっぱり…おかしいと思った、一日で骨折が治るはずないもの。それに…」

「!?」

たまたま俺は火傷した左手を見ていたのだが、その火傷がまるでなかったかのように癒えていく。

「もう解ったわよね?レナは普通の人間じゃない。『傷の治りが異常に早い』人間よ。」

「…は?」

自分に今起きた事がわからず、そして普通じゃないと宣告され、俺の頭は完全に思考がオーバーヒート。

「異常と言うのも何だけど、レナは珍しい人間ね。自分の力の目覚めが早いだなんて。」

「…」

いやいや、つまりどういう事なんだ。

俺が普通じゃないのは解った。だが、なんで普通の人間じゃなくなった?

自分の力?超能力かなんか?言っちゃ悪いが厨二病患者か霊夢は?

「ま、この幻想郷じゃそれが『普通』なのよね。少なくとも私の関わってる世界じゃ。」

もはや何が何なのか解らなくなり、唖然としている俺に対し、霊夢はこう言ってのけた。


「結論から言うわ。レナ、貴方はとんでもない力を得た。それは…死なない事よ。」







「咲夜、例の準備は整ったの?」

「全て順調でございます、お嬢様。」

「完璧、と言うわけね。なら行動に移しましょう。私が支配する世界に『太陽』は要らない。『月』さえあればいいのよ。」

次回予告

『明けない夜』


ついに発動される計画!

その異変に、レナ達は…!?


お楽しみに!


次回更新…きっと今週中

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