紅魔編終了!?gdgdなエンディング
レナ達が咲夜と殴り合ってた頃、レミリアとフランはと言うと…
レミリアの眼に映る、頭を軽く押さえるレナ。
一目見ただけで彼女にはピンと来た、あの症状…
「!あれ…中毒起こしてるじゃない!?このままじゃまずいわよ、フラン!」
「私はちゃんと説明したわ、使いすぎると私の仲間になっちゃうよ?って。」
「普通の人間に血を飲ませようというその思考が…!!」
魔力でグングニルを形成、持ち前の瞬発力で一気に距離を詰める!
「おかしいって解りなさい!!」
少しは懲らしめてやらないと、この妹はあまりにも世間知らず過ぎる。
「…お姉様」
グングニルを素手で受け止めた!?
!?この気配…!
「そうやって私から奪うんだ…いっぱいいっぱい奪うんだ…!」
!!
直感でグングニルを消し、爪で切り裂きにかかる。
だが爪は空を裂く、刹那…
「つぅっ!!」
腹に鈍痛が走る。
膝蹴りを加えられたようだ、視界からフランの姿が消える。
目を離してしまった、それが正しい。
「じゃあ今度は私が奪う番。禁忌『レーヴァテイン』」
フランを見上げる形になる。
まずい、剣と槍では余りにも差がある。
リーチではこちらが優れてはいるが、扱いやすさ、攻撃のバリエーションでは圧倒的に負けている。
橙の焔より生まれた魔剣、その剣先はこちらを向いていた。
「今まで私を除け者にした償い、今こそ果たして!!」
使用者の叫びに呼応するかのように剣からどす黒い魔力が噴き出す。
「…!?」
にしてはおかしい。何だ、何かがおかしい。
「今度はお姉様が除け者にされる番だよねぇ!!」
振り下ろされた剣をグングニルで受け止めるが、身体が軋む。
「どんだけ…馬鹿力…なのよっ!!」
突っ撥ねるが反撃とまでは行かなかった。
あの異常なまでの力と言い、おかしな魔力と言い…
「495年前の再来って所ね…!!」
原因はあの剣。
グングニルもレーヴァテインも『生者の血を啜ったいわくつき』。
私もグングニルを抑えるのに四苦八苦した時期があった。
いわくつきの武器には淀んだ魔力が宿る…淀んだ魔力は時として人を狂わせる。
だから私は無理矢理レーヴァテインを出せない結界の中にあの子を閉じ込めたのだ。
結界が破られた今、繊細な精神は邪気に侵され…あのようになる。
「へし折るしかないじゃない…!!あの剣を!」
「その役目、俺に任せろ!!」
「!?」
-???視点-
「いわくつきの武器に魂を喰われる…ね。」
それも運命と言ってしまえば終いなのだが、今までの状況から導かれる結論は…
そうね。
気を取られている間に、彼女を助けてあげましょう。
その為には、彼の力が必要。彼なら、あるいは…
座標確認、彼の真下に『隙間』を設置する。
私の世界とこの世界の境界を曖昧にし、繋げる。
落ちてきたわね。
叫ぼうとする彼を受け止める。
「静かに。あの小さな吸血鬼を救えなくていいの?」
彼は一瞬きょとんとした顔をするが、すぐに理解できたようで。
「…どうなっているんだ、フランは?それに貴女は…」
「名前なんて名乗ってる暇はない。事は一刻を争うの。貴方の力が使えなければ彼女は救えない。」
「俺の…力?」
「そう。貴方はとんでもなく弱い、でも貴方にしかできないことがある。それが彼女を救うこと。」
「けど俺は死にづらいだけで、他に何の取り柄もない!それでどうやって…!?」
「貴方はどうしたいの?」
「どうしたいって、俺はただフランを…!」
「ならやることは一つじゃない。彼女と解り合うことは、そんなに難しいの?」
「…!!」
「解ったようね。貴方にはその力があるわ、他人と解り合える力が。」
「…」
「行きなさい。貴方が為すべきことを、貴方が為したいことをするために。もう解はそこにあるわ。」
「…ああ!!」
貴方のその力は脅威でもあり、信頼に足るものでもある。
…貴方はどちらに転ぶかしらね。
別の場所に隙間を作っておく。
「此処から行けばたどり着けるわ。」
「解った…!!」
…やはり、彼の『力』は異端。
あの力…『輪廻』の力…
「血は争えないようね…」
‐レナ視点‐
飛び出す俺。
見えたのはフランとレミリア。
「その役目、俺に任せろ!!」
まだ吸血鬼としての力は俺に残っている。
レミリアの考えていることが読めた。
…そして、フランが苦しんでいるのも。
「奥の手を使わせてもらうぞ…!!」
血入りの瓶はもう一本ある。
躊躇なく飲み干す。
「持ってくれよ俺の身体!せめてフランを助けさせてくれ!!」
確実に俺は人間ではなくなっていっている。
だがそんなことはどうだっていい、今そこで悲鳴を上げている彼女に救いを。
「行ける…!俺が吸血鬼なら…!!」
俺は空を蹴り、フランに真正面から突っ込む。
「伝説の剣だが何だか知らんが、俺を殺せるもんなら殺してみやがれ!!」
狙われるは心臓部、少し体を捻り、敢えて掠らせる。
これが勝利への最短距離だ…!!
「レナ!貴方、どうするつもりなの!?」
レミリアの声が頭に響く。
「こうすんだよっ!!」
噛み付くのはフランの首筋!!
「フランが言っていた、『吸血鬼は噛み付いて血を吸うことでその者を操ることが出来る』…なら、吸血鬼の力を得た俺でも出来るってことだ!」
おお、レミリアにも俺の声聞こえてるのか、びっくりしてら。
「でも!レナはあくまで一時的に吸血鬼になっているだけで…!」
「フランを止めなきゃ話にならん!このへんちくりんな剣が悪さしてるんだろ!?」
「そうだけど!」
「剣については考えがある!任せろ!!」
血は吸ったぞ、これでフランは止められるはずだr
ザシュ。
「畜生め…!!」
フランを操る前に、あの剣がフランを乗っ取りやがった…!!
「レナ!」
思いっきり左の脇腹をってか、貫通してやがる、串刺しって奴だわ。
「ぐっ!!」
焼ける痛み、そうかこの剣、炎を司るものか。
「それはレーヴァテイン…炎の剣!このままじゃ灰になるわ、レナ!」
逆に好都合だ!魔力を吸い出すチャンス!
「それを…待っていた!!」
魔力を剣に突っ込む、そのどす黒い魔力、頂こうかねぇ!!
「こんな剣ごときにフランが奪われてたまるか…!!」
「剣をフランから引き離す!レナ、もう少し耐えて!」
「任せろレミリア!!」
剣を離すまいと左手で掴む。
「いい加減目を醒ましなさいよ!紅符『スカーレットマイスタ』!!」
レミリアのスペル、確実に強力なものであるが…
「効いてない…!?結界か!!」
あの剣から結界が放たれている、くそ!
「…!!レミリア!霊夢の力を借りるぞ!」
「は!?博麗の巫女がこれをどうにか出来るっての言うの!?」
「聖職者の霊夢ならなんとかなるかもしれん!頼む!」
「…解ったわ!その間に…パチェ!」
「解ってるわ、フランを止めればいいのね?」
なんじゃありゃ、見てくれからして魔法使いですと言わんばかりの人は。
横っちょに悪魔いるし。
「なるべく持たせるけど…早めに頼むわね?」
「充分よ、お願い!!」
レミリアが離れていく、だが心強い味方がいるようだ。
「小悪魔、もう少し頑張るわよ。」
「はい!」
「レナ…って言うのよね?」
!?直接声が頭に!?
「大丈夫よ、私は吸血鬼じゃない。でも貴方がフランと同じ血を身体に入れている以上、細工をすれば出来るのよ。私はパチュリー。横にいるのはしもべの小悪魔よ。私達が援護するから貴方は対話を。」
「解った!起きろフラン!お前はそんな奴なんかじゃないだろ!!」
当然敵がこのままおとなしくしてくれるはずもなく、無茶苦茶なスピードで俺を振り切ろうとする。
「牽制にはなるわ、ありったけの弾を!」
「はい!」
結界に弾が当たる音の雨の中、俺は魔力を剣に突っ込み続けていた。
この魔力を少しでもフランに行かないように、俺が吸い取る。
「あがっ、ぐぅ…!!」
焼ける痛み、この黒い魔力と吸血鬼としての性が俺から理性を奪おうとする。
それでも足りない、まだだ、まだ俺はフランを助けていない。
「一人で…ずっと戦っていたんだろ…?けど、それも今日までだ…これからは俺が…俺も一緒だ…!!」
一瞬、結界が揺らぐ。
刹那、時が止まった。
「この感覚…!?」
あのメイドさんか!
「遅くなりました、私も馳せ参じますわ。」
あれ、俺喋れてるぞ!?あいえ!?なんで!?
「能力の効果範囲を限定しています。お嬢様が今博麗の巫女に話を通しています、時間稼ぎをしろと命じられましたので…」
「咲夜、ナイスよ!」
パチュリーも喋れてるのか、便利すぎるだろ時間停止能力。
「パチュリー様、あの結界はどう破ればよろしいので?」
「結界を中和させるにはありったけの魔力が必要よ。結界を中和させ、その瞬間に博麗の巫女によるレーヴァテインの浄化、さらにレナがフランの意識を取り戻す。これを一度にやらなきゃいけないから難しいわね。でも諦めるつもりはないわ。」
「瞬間もあれば充分です。畳み掛けますわ。」
はえ?一瞬しかないのをどうやって?
「任せるわ。…話が終わったようね。」
「霊夢、魔理沙、藍!」
「話は聞いたわ。癪だけどやってやろうじゃないの。レナは助けたいしね。」
霊夢が札を構える!
「結界破りは任せろ!賢者も居りゃ余裕だぜ!」
八卦炉を突き出す魔理沙!
「私はサポートに回ります、一瞬で決めるんですから、失敗は許されませんし。」
なんか動物いっぱい召喚する藍!
「フランは頼むわ、レナ!私も結界を破りに行く!」
槍を再び手に取るレミリア!
「レミィから貰ったわ、作戦コード、『サベージ』。作戦開始まで、3、2、1…」
0!!
「賢者さんよ、『石』使わせてもらうぜ!」
「私にはパチュリーって名前があるの!」
「わーったわーった!行くぜパチュリー!」
「いきなり馴れ馴れしいわね、貴女は!」
魔方陣が展開される!
「火水木金土日符『賢者の石』」
「恋符『マスタースパーク』!!」
「霊夢、私が活路を開きます!貴女は剣を!」
「後ろは任せるわよ、藍!」
「式輝『四面楚歌チャーミング』」
三人のスペルが一つとなって結界に直撃するが、まだ結界は生きている!
「こじ開ける!!咲夜!!」
「畏まりました、お嬢様!!」
「奇術『エターナルミーク』!!」
「『紅色の幻想郷』!!」
一瞬だが結界に穴が!
「見えた!!その剣、こちらに渡しなさい!!」
「目ぇ覚ませフラン!!」
「霊符『夢想封印』!!」
「うぉぉぉぉぉ!!霊術『掌撃』!!」
フランから剣が離れ、俺の拳の一撃がフランに入った!!
まぁ、剣と俺は一心同体だったのに加え、魔力切れでしたので。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
俺は地面に叩きつけられ、気絶しました。
もうちょっとだけ続くんじゃ
というわけで次回おまけ…もといエクストラ。




