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100万回死んでも生き返りますが、何か? Re:  作者: らぐな。
突撃!紅魔館の吸血鬼姫編
19/25

遡ることおよそ2話前の出来事

お待たせしました!

時は遡り、レナが落ちてったあの時。


‐魔理沙視点‐

「うわっ!?」

なんだなんだ、いきなり天井が崩れた!


なんか落ちて行った気がするけど、ぽっかり床に空いた穴の下は真っ暗で何も見えないので調べようもない。

気にはなるが、今は目の前の敵を倒さないと。


「どーしたものか…」

少なくともこの『天井が崩れた』ということは相手にとっても想定外の事のようだ。

これが作戦なら今頃私はもう死んでる。

そして攻撃が一切来ないというのもおかしい。

史上最高の好機と見た、ならば。


「突っ込む!!」


箒に乗り、一気に前に。

見えた!!

影が見える、わずかに漏れる紅い光が銃を照らす、あれが魔弾使いか!

「見つかった!?小悪魔、時間を稼いで!『石』がさっきの衝撃でまずいわ!」

「かしこまりました!」

石?石…

!!

断片的な要素がつながる。

そうだ、いくらなんでも属性魔法の使用には詠唱が必要だ。

加えて詠唱しつつ魔力でイメージの構成をしなければいけない。

だから幾ら熟練した魔法使いと言っても間髪入れずに属性魔法、それも異なる属性の魔法の使用は非常に難しい手段だ。


それこそ私の八卦炉のように『魔力の入れ物』がなければ。


そして『石』と言えば魔法使いの中ではある一つの物を指す。

「『賢者の石』を使ってるのか!そりゃあ強いはずだぜ!」

制御も難しい、製造も難しいと難しいづくめであるがゆえに、所持することこそが『賢者』たる証拠の英知の結晶。

しかもそれを戦闘用に使っちまうってんだから恐ろしい。

「!?」

けどな!魔力の入れ物ってのは、手元に置いておくもんなんだぜ!

それは相手も重々承知の上!

「先手必勝!『賢者の石』、ぶっ壊してやるぜ!魔符『スターダストレヴァリエ』!!」

早い話が星形弾の嵐であるこのスペル、こんな至近距離でかわせるはずがない!

「うわっ!」

勿論私も爆風に巻き込まれるのだが。

けどこのスペルの目的はこれじゃない!

「見つけたぜ、『石』!」

奪ったのは魔導書。

大事そうに手に抱えていた、あの魔導書だ。

普通戦闘で魔導書を使うときは焼かれてもいいように複製(レプリカ)の魔導書を使う。

だから魔導書をしょっちゅう庇うような行動は逆に怪しい。

…考えられるのは一つ。

『いくらなんでも賢者の石まではおいそれと複製できない』。

なら身に着けておくのが普通だが、例えばペンダント。

がすぐにバレる。

そんな思考の果てに至った結論は…

「びっくりだぜ、まさか魔導書の中に『石』を組み込んでしまうなんて、常識じゃ考えられないぜ。」

「!?」

ま、さっきのスターダストレヴァリエからの流れは完全に賭けではあったけど。

「その顔、図星みたいだな。」

魔法使いから魔導書を取ってしまえば無力。

気を付けるべきは、魔弾使いのみ。

「後は1対1!ここで決めるぜ!」

迎撃システムを再構成、一気に叩き込む!

「小悪魔!」

結界か、魔導書も手元にないのに…流石!

「援護感謝します!」

サポートなしにもかなり正確に、息の根を止める撃ち方をする魔弾使い。

間一髪でかわす。

「ちきしょう、まだ分が悪いのかよ!」

けれども『石』は手元にある、まだやれる!

「こちらはスペルを使っていない…魔導書を取ったからっていい気にならないで!火符『アグニレイディアンス』!」

ここでスペルか、厄介な!


「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

え、何かが火に突っこんでいく!?

「持てよ俺の魔力!」

大きな緑の盾が現れて、炎が弾かれる!

「ぼさっとすんな!俺の盾はそんなに持たん!」

「え!?あ、わかった!」

真上を取り、レーザーを叩き込む!

「取った!」

連携が良すぎる、すでに彼が敵の懐に…ってあれ、レナ!?

「力を借りるぜ、フラン!」

「いいよ、やっちゃって!」

レナが右手を地面に押し付けると同時に、土が敵を拘束する!

「うおっ、出来ちまった…」

「かなり荒削りだけどね、足の拘束できてないし…」

「足の拘束は私がしといたぜ。」

とりあえずこれで一件落着か。

「にしてもレナは魔力を使えたのか…びっくりだぜ。」

「いや…ちょっとある方法を使ってな…」

一瞬だがレナの顔が曇る。

「レナ…大丈夫?無理はしないでね?」

「ああ…だがまだ終わっちゃいない…レミリアの所に行かないと。」

「そういやその女の子、誰なんだぜ?」

「あぁ…彼女はフランって言って、吸血鬼だ。」

「吸血鬼?そりゃ珍しい。味方なら大歓迎だぜ。」

大体内容は読めた、十中八九レナはフランから力を得ている。

吸血鬼ということは血を担保にしているわけか、これは無理をさせられない。

やりすぎればレナは吸血鬼になってしまう。

「早く行こうぜ。黒幕が解っているんなら仕留めに行かなきゃ。」

「いや、それがな…今とんでもないことになっているんだ、それは」

その瞬間、爆発音がする。

黒煙の中から飛び出す4つの影。

「だいぶ事はやばい方向に進んでるようだぞ…!魔理沙、あくまで『戦いを止めて』くれ!!」

「ぶちのめすのはダメってことか、解ったぜ!!」


次回予告

やっと戻るよ!

クライマックスに近づくよ!


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