鳥籠の少女
なんかすごく期間が空いてた気がする…
異常に忙しいのです。
‐魔理沙視点‐
「畜生!」
飛び交う弾丸をうまくかわしつつ、反撃を加える。
だが一寸先は闇。光は闇に紛れ、消える。
相手の位置もまともに解らない。
「こんなんでどうしろって言うんだ!?」
魔法で迎撃システムを形成、両脇に配置して自動的に反撃をさせているがこれでは防戦一方。
「そうだ!」
前が見えないなら、見えるようにすればいいんだ。
なぜそこに気づかなかったのか。
そのためには、この壁は邪魔だ。
「行かせて貰おうか!もう一発、伝家の宝刀って奴だぜ!恋符…!」
八卦炉の出力は安定してる、撃てる!
「マスタぁぁ、スパぁぁぁぁぁぁク!!」
壁を破壊しつつ、前方に居るであろう敵の迎撃を兼ねるこの一撃。
少なくともこの砲撃の間だけは、銃弾が来ることはなかった。
「…?」
いや、おかしい。
何故だ、攻撃は終わった。
なのに反撃が来ない。何故?
「!?」
後ろから雷!?
また来る!?
「今度は炎!?」
属性魔法って言ったって、こんなに間髪入れず叩き込めるものなのか!?
「ってまた!?」
ビシャと水が床を撥ねる音。
「くっ!」
岩が飛んでくるが、弾で砕く。
「うわっ!」
あと少し頭を下げるのが遅れていたら銃弾に顔を貫かれていた。
魔法使いと魔弾使いのコンビか、相手にするにはやはりキツイ。
せめてどちらかを倒せれば…それか分断できれば…!
考えろ。
考えるんだ。
それは突然の事だった。
天井が、紅い光と共に破砕された。
‐レナ視点‐
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
いつの間にか声も身体も自由になった俺はやはりというかなんというか、落ちていた。
この物語は落ちてばっかりの俺、彩埼玲奈の提供でお送りしております。
さて落ちる途中、一瞬だが魔理沙の姿を確認できた。生きているようだ、良かった。
ところが他人の心配をしている暇などなく、俺は落ちる…
あれ?待てよ、このままじゃ身体木端微塵じゃね?
「…ははっ」
乾いた笑いしか出ません。さよなら俺の身体。こんにちは死神さん。
落ちていく先はまさに深淵、死後の世界ってこんな感じなんだろうな。
「ごめん…」
まさにこの言葉に尽きる。
あぁ、地面が迫る。と言っても城の地下室の地面だが。
ぶつかる一瞬前に、俺は見知らぬ少女の顔を見た。
唇が動く。
「…あなたを、待ってた。」
は?俺を待ってた?ちょ、それは一体どういうこ…
ガシッと、頭を押さえられる。ぶつかって…ない?
「変なの…お空から落ちてきたのに、なんだか見覚えがあるような気がする。こういう時、なんて言えばいいんだろうね?」
???俺はこの少女を見るのは初めてだが?
とりあえず、普通に答えてみよう。
「そういう時は『久しぶり』って言えばいいんじゃないか?」
「そっか。久しぶり。」
「とりあえず下ろしてはくれないか?結構この体勢きつくてな。」
「…面白い人。」
九死に一生を得た俺は床に座る。
ひんやりとした石の冷たさに多少驚きつつも俺は命の恩人(3人目)の少女の顔を見る。
紅い眼。
その眼はレミリアにそっくりだったが、どこかあどけなさが残る。
レミリアを『大人びた』と表現するなら彼女は『子どもらしい』がよく似合う。
しかしレミリアも結構子どもっぽいところがあるが…まぁ何か目的があって背伸びしているのだろう。
ただ髪の色は違う。こちらは金髪だ。染めたような色ではなく、地毛のようだ。
「ねぇ、此処から出してくれない?」
「ん?」
何も天井に穴が開いているのだからそこから出ればいいものを、なぜわざわざ俺に頼む?
「変な結界が張られてるの。外からは入れるみたいだけど、中からは出られないから…」
そうか、中からは出られな…え?
「ってことは…俺も出られないの?」
「…わからない。少なくとも、私は出られない。」
やってみるしかないか、そう思い辺りを見回す。
鉄格子で隔絶されている、困ったことにすごく硬く、まったく壊せそうにない。
「俺も出られないようだ…」
外に行くためには天井の穴から出るか、周りを囲む鉄格子か壁をぶっ壊すしかない。
ところが天井には手が届かず、壁や鉄格子も壊せないので…
「あなたも…私と一緒?」
「みたいだ。」
はぁと溜息をついて座り込む。
「空、飛べないの?」
「飛べるわけがない、俺は人げ…」
と言いかけたところではっとした。
人間の霊夢が飛べている。あれは能力だからいいとしても、魔理沙だって空を飛べる。
「…いや、飛べるかもしれない。」
確か魔理沙は魔力を使っていた。
なら俺に魔力があれば…!
「ってあるわけないか…」
普通に考えればそうだ、ただの人間に魔力なんてあるわけがない。
魔理沙は魔理沙で何かしらの手段を使っているからできるのであって、何も努力しちゃいない俺にはあるはずがない。
「せめて一時だけでも魔力使えたらなぁ…」
とぼやいた俺に、彼女が何気なく返す。
「魔力使いたいの?」
「ああ。そしたらこの鉄格子壊すなり空飛べたり出来るしな。」
「魔力じゃ空飛べないよ。壊すことなら出来るけど…」
「壊す?」
「魔力は破壊の力。だから魔力があるからと言って空飛べるってわけじゃない…」
「そうか、だったらこの鉄格子を何とかしたいんだがなぁ…」
「ちょっとだけ私に協力してくれるなら、魔力使う方法、教えてもいいよ。」
「?」
「痛いけど、我慢してて。」
彼女の顔が、俺に迫る。
次回予告。
話の大筋はあるがタイトルが思い浮かばない作者!
ブチ切れのレミリア!
死闘を繰り広げる魔理沙!
というわけで次回…タイトル未定です…
タイトル決まり次第投稿予定。




