表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100万回死んでも生き返りますが、何か? Re:  作者: らぐな。
突撃!紅魔館の吸血鬼姫編
11/25

時と魔法の番人

二月初めての更新です。

‐???視点‐

「…」

主の命令は絶対であることは重々承知なのだが、何故我が主は「このような人間」をこの世界に連れてきたのか?

私はそこに疑問を感じた。

この低レベルの妖怪相手に此処まで手こずる、いや敗北を喫する程度の実力でしかないのだから、わざわざ生かしておく必要すら感じられない。

「余計な詮索は無用よ、藍。」

また心臓に悪い現れ方を…慣れてなければ心臓止まってしまう者が出てくるというのに。

「しかし、何故あんな弱い人間を?」

「そう言ってると足元(すく)われるわよ?ただでさえ人間の中には規格外の人間が居るんだから。」

「規格外、ですか…確かに博麗の巫女やあの魔法使いは少々規格外ではありますが…」

「ま、あの二人にとっては大きな壁が立ち塞がっているけどね。」

「?」

「考え方によっては『人間最強』、さらに魔法使い界隈での『賢者』…あの紅魔館に潜む規格外よ。」


‐霊夢視点‐

「これは…魔理沙、結構やってくれたわね…」

内部の散々な荒れっぷりに、私は少し溜息をついた。

床に横たわる妖精の姿を横目に、私は先に進む。

「奥が見えないじゃないの…明かりくらい残しておきなさいよね。」

壁には明かりとして蝋燭が飾られていたようだ…少なくとも魔理沙が突入するまでは。

「!」

足に何かが引っかかる感じがして、咄嗟に後ろに下がる。

案の定、私が気づいてなければ今頃…

「銀のナイフ?珍しい武器ね」

このナイフに身体を貫かれていただろう。

ナイフを拾い上げた瞬間、一瞬にして目前にナイフが迫ってきた。

「!?」

慌てて身を翻す。

「新手の魔法?それとも…」

立ち塞がる敵に、問う。

「あんたの仕業?」


‐魔理沙視点‐

「へぇ…この魔術書、こんな事まで書いてるのか…」

魔法使いにとって此処はまさに知識の宝庫。

「これはかなり勉強になるぜ、借りてくか。」

一冊の分厚い本…『属性魔法総論』と題される本を片手に、私は部屋を出ようとした。

しかし、扉は独りでに閉まり…

「え?閉じ込められた?」

さらには弾が飛んできて。

「おわっ!」

扉を壊してみようかと考えたが、この弾の嵐をかいくぐって扉を壊すのは至難の業だ。

壁に追いやられそうになったので、箒に乗って飛び上がる。

「多少躱しづらくなるけど、袋の鼠にされるよりかはマシだぜ!」

お、窓がある、いったんそこから出ていくか…


と考えたのが、運の尽きだった。


この部屋は二階建てのようで、二階にも本を読むスペースがあったことは入った時に確認できていた。

二階の高さまで上った瞬間、誰かが見えた。

その唇の動きから、こいつは敵だと知覚するのに時間はかからなかったが…


「死ね」


そう唇が動いた瞬間、私は撃たれた。


‐???視点‐

「全く、どいつもこいつも弱者ばっかりかぁ?あぁ?」

この有様を見たら、誰だってそう言いたくはなるだろう。

この世界の危機だって言うのに、この体たらく。

「俺様が行ったらあんなミスはしないぜぇ。俺に行かせてくれよ、なぁ?」

「待ちなさい、今このタイミングで介入したら私たちの計画、ひいては先人達の願いを無にしてしまうわ。」

「けどよぉ、これじゃあ全員死ぬのは時間の問題だぜぇ。その事態だけは避けなきゃいかんだろ?」

「確かに…ですが…」

仕方ない、私が行きましょう。

「私が行きましょう。私ならまだ疑われずに済むでしょ?」

「…いいのですか?」

「構わないわ。久しぶりに死地に赴くのは凄く凄く楽しいことだから。」

「…あんたが『最強の修羅』って言われる理由、解った気がするぜぇ。ないとは思うが、しくじるなよ。」

「ええ。十分に気を付けるわ。」

此処でしくじるわけにはいかない。最高の闘いの為にも。


「全ては阿修羅の御心のままに」

次回予告。


凶弾に倒れる魔理沙!

謎の敵と対峙する霊夢!

そしてあの者は出撃する…!!


というわけで次回

「全滅の危機」


お楽しみに!


次回更新→二週間以内

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ