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一夫多妻制の許されたこの社会で俺は銀髪少女に唯一無二の愛を貫く  作者: 東音
第三章 そして幸せな生活が始まる。一方NTR夫婦は…。

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人生で一番幸せな日

 5月のやはり大安吉日の日ー。


 俺とさくらは式場のチャペルで、家族や友人、同僚に見守られる中、互いに向き合っていた。


 目の前には、ウェディングドレス姿の銀髪美少女が、青い瞳を輝かせて俺を見つめている。


 その天使のような清らかさ、美しさは控えめに言って、この場にいる全員を昇天させてもおかしくないぐらいだった。


「新郎石藤良二さん

 あなたは財前寺桜さんを妻とし

 健やかなる時も 病める時も

 喜びの時も 悲しみの時も

 富める時も 貧しい時も

 これを愛し 敬い 慰め合い 共に助け合い

 その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」


「はい。誓います…!」


 牧師さんの言葉に、俺は万感の思いを込めて誓い…。


「新婦財前寺桜さん

 あなたは石藤良二さんを夫とし

 健やかなる時も 病める時も

 喜びの時も 悲しみの時も

 富める時も 貧しい時も

 これを愛し 敬い 慰め合い 共に助け合い

 その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」


「ぐすっ。はいっ。誓います…!」


 さくらも、感動のあまりか目に涙を浮かべて誓ってくれた。


 そして、互いの指に銀色に光る結婚指輪をはめ合った後、彼女のベールを捲ると、俺とさくらは見詰め合った。


「(良二さん、分かっていますね?ここは皆さんに写真を撮ってもらう時間を考え、ゆっくり3秒チューですよ?)」


 青い瞳でじっとこちらに訴えかけてくるさくらに、俺は小さく頷いた。


「(分かってるよ。ゆっくり3秒チューな?)」


 俺は、身を屈めさくらのその桜色に色付くその唇に…。


 チュウゥッ♡


 カシャカシャッ!


「(1…、2…、3…。?!さ、さくら、ちょっと長くないか…??//)」

「(いーち…………、にぃ…………、(あれ?まだ、途中だったんですが)」


 シュポンッ!


 さくらの数える3秒が俺の数える10秒以上だったらしく、彼女の肩をトントンと軽く叩いて長いキスを終えると…。


「おめでとう!良二!」

「おめでとう!さくらちゃん!」


 周りで俺達を見守ってくれていた、沢山の人が口々にお祝いの言葉をかけてくれ、盛大な拍手をくれた。


 その中には、両親の姿もあり、財前寺さん、権田さん、龍馬さん&宝条さんの姿もあり、友人の和哉、会社の上司や同僚、さくらの師事する料理研究家の先生の姿もあった。


 皆が笑顔で祝福してくれる中、俺とさくらは顔を見合わせ、ひそっと囁き合った。


「(さくらと再会してから、人生で一番幸せな時だって思う場面が度々あったけど、今日またその記録を更新したよ。)」


「(ふふっ。良二さん、私はあなたと再会してから毎日記録を更新していますよ?)」


 そんな事を言ってくれるさくらはとても幸せそうで、息を飲む程綺麗で、俺はその笑顔をしかと胸に刻み付けたのだった…。


 その後、二人のメモリアル画像のスライドショーに、小さい頃縁日でりんご飴を落として泣きべそをかいている俺の画像を母親に勝手に入れられていたり、財前寺さんの持てる力を全て使って、驚くべき早さで作られたさくらの料理本を本当に招待客に配られる事になり、その場で華々しく宣伝されたり、お互い気恥ずかしい場面もあったが、今ではいい思い出だ。



*あとがき*

 ついに結ばれた良二くん&さくらちゃんでした。

 さくらちゃんのウエディングドレス姿をイメージしたAIイラストをみてみんに、AIイラスト動画をXに投稿しておりますので、よければご覧下さいね。

https://42432.mitemin.net/i961469/


 https://twitter.com/toon8758/status/1790577611766435953?t=hkR2YfaZl-uSVeMFGvglZw&s=19


 いつも読んで頂き、ブックマークや、リアクション、ご評価下さって本当にありがとうございますm(_ _)m


本日、2000pt達成しました。応援下さった読者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです✧(;_;)✧


近日中にお礼のおまけ話を活動報告に投稿させて頂きたいと思いますので、よろしければそちらも覗いてみて下さいね。


 次話は新婚旅行のお話になります。


 今後ともどうかよろしくお願いします。

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