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一夫多妻制の許されたこの社会で俺は銀髪少女に唯一無二の愛を貫く  作者: 東音
第三章 そして幸せな生活が始まる。一方NTR夫婦は…。

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イベント会場での再会 →さくら兄


 大人気アニメ♡

 ❦「魔女っ子EARTH」のあらすじ❦


 ごく普通の女子高生 地場ちば真守まもりはひょんな事から、友達の月見つきみ卯沙子うさこと共に、異世界の荒廃した地球へ迷い込み、魔女の力を授かり、真守は、魔女っ子EARTH、卯沙子は魔女っ子MOONになってしまいます。

 心配して後を追って来てくれた、卯沙子の兄は魔女っ子EARTHの守り手シルバー大尉、卯沙子の兄の友達は魔女っ子MOONの守り手ブラック大佐としての力を授かり、共に魔物を倒す事に…!

 真守達は魔物達から地球を救い、現実世界に戻る事ができるのでしょうか?


 ✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽


「ブラック大佐、シルバー大尉、もっと寄ってくださーい!シルバー大尉は、考え事をするポーズを取って、ブラック大佐は、そんな彼の肩を抱いてニッコリ笑顔で!」


「お、おうっ。こうか?」


 ガシッ


「…!!??|||||||」


 カシャッ✧


 青を基調にした魔女っ子MOONの衣装を身に着けた銀髪ツインテールに青い目の美少女=さくらに興奮した様子でカメラを向けられ、

 それぞれ何故か軍服を身に着けた俺(ブラック大佐?)と龍馬さん(シルバー大尉?)は、彼女の言う通りに寄り添い表情を作り、ポーズを取った。


「キャーッ!!いい感じですぅ!!雰囲気出てるよね?秋桜ちゃん♡」

「ウンウン、ブラック大佐に肩を抱かれて戸惑っているシルバー大尉いいねぇ!!さくらちゃんナイス!」


 さくらはデジカメの画像を確認し、隣にいる赤を基調にした魔法少女EARTHの格好をした金髪に緑色の瞳の美少女と共に盛り上がっていた。


 金髪の彼女は、さくらの友達、宝条秋桜ほうじょうこすもすさん。

 さくらと同じ料理の専門学校に通っている学生さんで、どうやら、さくらのお兄さん、龍馬さんの想い人らしい。


「石藤さん、さくらちゃんからいい方とは聞いていましたが、コスプレしてBL趣向の写真まで撮らせてくださるなんて…本当にお優しいんですね。」

「い、いやぁ…。よ、喜んでもらえてよかったよ。」


 宝条さんに、初対面からにっこり笑顔で礼儀正しく応対され、流石はさくらの友達だと好感をもったのだが…。


「龍馬さんもご協力感謝します。」


「あ、ああ…。い、いや、これぐらいいくらでも協力するよ。//」


「ホントですかぁ?✧✧じゃあ、今度は二人、バックハグしているところを撮らせてもらってもいいですかぁっ?」

「あっ。私もそのポーズ撮らせて下さいっ!」


「「???||||||| 」」


 龍馬さんの返答に、目を輝かせてすごいポーズを取らせようとする彼女は、さくらと同じくガッツリそっちの趣向のお嬢さんのようだった。


 趣向を事前に知らされている俺もその盛り上がりようにちょっと引き気味だったが、

 さくらと友達の趣向をよく理解していなかった龍馬さんに至っては魂が半分抜け出ているかのような衝撃の受けっぷりだった。


 さくらの婚約者になった俺と龍馬さんの親睦を深める機会を作ってくれると言っていたさくらだが、

 何故かその親睦会の日時は某イベントの日の会場で、さくらの友達の宝条さんと共に、全員コスプレしているいうカオスな状況で行われる事となった。


「お兄様は、私と秋桜ちゃんの趣向について以前から伝えているのですが、よく理解していないようなので、この機会に知らしめて、ショックを受けているドサクサに紛れて私達の事を認めてもらうという方向で行きましょう!」

「お、おう。分かった。さくらに任せるよ…。」


 と、さくらに話を持ちかけられ、思わず同意してしまった俺だが…。


 妹と婚約者、友達との親睦会と聞かされていた龍馬さんが、 

 今人気のアニメ「魔女っ子EARTH」のキャラのコスプレ衣装(※ちなみに、衣装は隣人、亜梨花さんのツテで、全員分レンタルさせてもらった。)を着させられ、イベント会場に連れて来られ、

 手分けして(さくらと宝条さんの好きな)サークルさんの本を買いに走らされ、

 その後、会場内の写真スポットで、妹と想い人にキャーキャー言われながら、BL趣向の写真を撮られて呆然としているのを見て、流石に同情を禁じ得なかった。


「いい、石藤くん…。これは一体どういうドッキリなんだろう…??


 よくは知らないが、「魔女っ子EARTH」というのは、魔女っ子と、魔女を守護する男性キャラが、敵と戦いながら絆を深め、最後には結ばれるという内容の、

 子供向けの健全なアニメではなかったのかい…??


 可愛い妹と、天使のように愛らしい秋桜さんが、何故僕と君に男性キャラの格好をさせて、同性同士の怪しい写真を撮って、湧き立っているんだい…?


 さっき彼女達が買っていた怪しげな本達は何だい…?」


「龍馬さん…。」


 俺は青褪めてショックを受けている龍馬さんの当然の疑問に、うまく答えることが出来ず、ただ、気持ちだけは分かると無言で頷き、そっと肩に手を置いた。


「俺に言える事は…、好きなら、ただ、彼女達のありのままを受け入れてあげるしかないって事ですね…。」


「…!!い、石藤くん、君は器の大きな男なんだな…。妹が好きになる理由が分かったよ…。」


「龍馬さん…!」


 龍馬さんは、俺の言葉に感じ入ったように頷き、ようやく少し認めてもらえそうになった時…。


「(ああっ!お兄様と良二さんがいい感じに…!本当にNTRされてしまったらどうしよう?)」

「(確かにいい絵面!さくらちゃん、性癖と恋心の板挟みになっちゃうね?)」


 女子たちのいらぬヒソヒソ話が聞こえて来た。


 君達、鬼かいっっ!!

 これ以上、俺達のHPを減らしてくれるなよっ!!




 

*あとがき*

 読んで下さりありがとうございます!


 今回の話のコスプレ姿のさくらちゃん&秋桜ちゃんのAIイラストをみてみんに公開していますので、よければご覧下さると嬉しいです。


https://42432.mitemin.net/i955371/


https://42432.mitemin.net/i955372/


 今後ともどうかよろしくお願いしますm(_ _)m













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