94.土用の丑の日ともなれば鰻は美味しいし。
2024年は土用の丑の日が二回有って鰻が二回楽しめます。でも、その鰻って物凄く謎めいた生き物でその生態は今でもあんまりはっきりと分かってないんだそうですよ。だから完全養殖なんて夢のまた夢、そして値段は下がらない。
関東甲信越地方、梅雨が明けたと思われる宣言と同時に夏がアクセルベタ踏み状態で情け容赦の無い暑さに関東地方見舞われておりますね。先日電力会社から先月分の電気代の請求書を見てああ・・・って思ったんですが、来月はもっと凄い事になってるんだろうなぁ。某総理大臣様、電気料金補助開始日時を完全に見誤りましたね。この人何で毎度毎度こんな間が悪いんだろうって、思ってしまいました。
さて、2024年の土用の丑の日は7月24日と8月5日の二回ありまして、なんか二度美味しいみたいな感じの年になっておりますね。この土用の丑の日の紀元なんですが説は色々と有るみたいですが江戸時代の蘭学者で発明家であるところの平賀源内さんの宣伝文句によるものと言うのが一般的に広く知られる様ですね。夏の土用は暑さで食欲不振になりやすく、ウナギが売れ残りがちで困ったウナギ屋さんが源内さんに相談したところウナギ屋に『本日 土用丑の日』という看板を出させたところ、大繁盛になったという逸話が残されているんだそうです。これがきっかけで、土用の丑の日にウナギを食べる習慣が広まったとされているそうですよ。え?知ってました……あはは、有名なお話ですもんね。
ただ、この鰻と言う生き物、実はかなり謎めいた生き物でしてその生態が今でもあんまり良く分からないんだそうです。特に、産卵から孵化までの過程や海でどのように過ごしているのかについては、多くの謎が残されていニホンウナギの産卵場所は、マリアナ海溝付近らしい、シラスウナギが川を遡上するメカニズムが不明、海ではプランクトンや小魚なんかを食べているらしい、等々生態がはっきりしない部分が多くて、古代ギリシャの詩人アリストテレスは著書『動物誌』の中で鰻は土から生まれるなんて事を本気で唱えたくらい謎めいた生き物なのですよ。当時の知識人の思考を持ってしても謎を解明することは出来なかったんですね。
だから完全養殖なんてまだ夢のまた夢状態、ウナギの養殖方法と言えば今でも稚魚を捕まえてそれを人工的に育てる以外、その方法は確立されていない状態ですので値段は下がらず、鰻の稚魚は宝石扱いで密猟も後を絶たない、そんな事になってる訳なのですよね。
土用の丑の日と言えば鰻が注目される訳なんですが、元々は『う』が付く物を食べるのが習慣だったんだそうですよ。たとえば、うどん、梅干し、瓜類、牛タン、卯の花等等々。それぞれに色んな栄養価が有って夏の暑い時期に食べたら元気でそうな物ばかりなんですがやっぱり鰻が食べたいなぁ。蒲焼もよろしいんですが、私は白焼きの方が好き。蒲焼はなんかたれをの味しかしない様な気がするんですよ。
それに比べて白焼きだとちゃんと鰻そのものの濃厚でジューシーな鰻のお味が楽しめますからねぇ。山葵なんかをちょこんとのせて、キリッと冷やした冷酒と一緒に頂くのってなんか素敵だと思いません。素材そのものを味を楽しむのが日本の食の神髄と言えば言える訳ですから私はそれを貫きたいな、なんて思います。そうそう、チューブ入りの物でも良いんでおろし生姜を溶いたお醤油で頂くのも中々美味しいんですよ。お勧めの食べ方ですので是非一度お試しいただけたらと思います。
今年は折角、土用の丑の日が二回あるんですから一回目は蒲焼で二回目は白焼きなんて食べ方は如何でしょう。と言っても白焼きってあんまり売られてなくて手に入りにくいのが難点ですね。それを乗り越えて入手して頂くのが鰻の醍醐味でも有るのかも知れません。
うふふふふ、楽しみだなぁ、鰻。




