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好きなんだからいいじゃない  作者: 優蘭ミコ
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85.氷かきかきかき氷

江戸時代、真夏に氷を食べるのが権力の象徴なんて言うお話もあるくらい貴重な氷を比較的お手軽に頂けるのってかなり贅沢なお話なんじゃないでしょうか。

 既に暑い、五月もまだ中旬と言うのに気温はもう六月下旬。季節が三段跳びで駆け抜けて行くここ最近の日本列島ですね。某人型決戦兵器が出てくるアニメが予言した通り、日本は夏しか無くなってしまうのでしょうか・・・四季巡る日本が懐かしいです。


 こう暑くなると自然に思い出されるのがかき氷。見た目も涼やかで視覚からして涼しさを感じさせてくれるあのビジュアルは夏の必需品と言っても良いかと思います。


 三種の神器と言いますと『八咫鏡やたのかがみ』、『草薙剣くさなぎのつるぎ』、『八尺瓊勾玉やさかにのまがたま』ですが、日本の高度経済成長期(1955年~1973年頃)に三種の神器と言われたのは『テレビ』、『冷蔵庫』、『洗濯機』なんですよ。で、この冷蔵庫なんですが先日ラジオ番組で紹介されてたお話によりますと『電気冷蔵庫』と呼ぶのが正式で正しいんだそうです。


 何故でしょう?そう、この頃の冷蔵庫って木製で上段に大きな氷を入れてその冷気を下段に送って中身を冷やす電気が必要ない物が有ったんです。今でも回らない高級なお寿司屋さんではネタの乾燥を防ぐために今でも使ってるお店が有るんだそうです。私はそんな高級なお店とは縁も所縁ゆかりも無いので知りませんけど……等といじけてみたりなんかしてね。その大きな氷の塊を電動じゃなくてハンドルを手回しガリガリ削るって言うのが私のかき氷の作り方のイメージなのですよ。電動なんて邪道です、って言い切ったら角が立つのかな。


 青森の実家在住時代、私の自宅のお隣に個人経営の雑貨屋さんが有って夏になるとその方式でかき氷を作って売っててそれを子供の頃から見てたのでかき氷と言えばハンドメイドみたいなイメージが自分の中で定着しちゃったのですね。夕食が済んでデザート代わりによく頂いてたんですが、硝子のかき氷グラスにふんわりとまるで雪をかぶった富士山のように盛りつけられたかき氷は見てるだけでテンション上がりますね。一番好きなシロップは苺ミルクかなぁ。練乳だけとか苺だけとかも嫌いじゃないんですが練乳ブラス苺のシロップは甘酸っぱさにコクが加わって氷との相性抜群だと思います。


 ただ、最近は宇治金時の方が好きかなぁ、抹茶シロップと小豆が組み合わさった甘さと食感って大人好みお味な気がしません?小豆の食感も良いですしどっかのお店に入ってかき氷って言うときはほぼ宇治金時です。一口口に入れた瞬間、口の中に広がるひんやりとした甘さは猛暑を忘れさせてくれますね。アイスクリームよりもかき氷の方が暑さを忘れさせてくれそうな気がします。


 最近はかき氷にも変わり種が色々と出て来てるみたいでメロンやスイカなどの果実を丸ごと使ったフルーツたっぷりのかき氷とか、複数の色のシロップを使った目にも色鮮やかなレインボーかき氷とかラム酒やリキュールなどをかけた大人向の物とかパクチーやレモングラスなどの香草を使ったエスニックな物とか、今までの概念を完全に無視してチーズやオリーブオイルを使った甘じょっぱい物なんかも有るんだそうですよ、甘じょっぱいの、一度食べてみたいなぁなんて思うんですが結局宇治金時頼んじゃうんだろうなぁ、定番かな離れられない進歩の無い私です。


 江戸時代、天然氷を氷室で保管して夏になると持ち出して角砂糖くらいの大きさになっちゃった氷を食べるって言うのが権力の象徴だったなんて言うお話もある氷です。それが誰でも比較的お手軽に真夏に食べられる、なんか良い時代な気がします、いつまでも変わる事無く平和にかき氷が味わえる時代が続いてくれることを心から祈りたいと思います。

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