41.大人の味覚、山菜三昧
少なくとも子供は好きだって言わない物の一つなんじゃないかなぁ。でも、大人になるとほろ苦さとかねっとりした食感が好きになるんですよねぇ、何故なんでしょう。
またしても前回からのネタ引っ張りですが、大人の味覚に変わってから好きに成った物に山菜が有るんですよねぇ。子供の味覚って甘い物を中心に美味しいと感じて苦い物は拒絶する傾向が有るのは前にも書いた通り。で、苦みが少しある山菜は子供は嫌いな訳です。山菜が美味しく感じられればもう大人なのさっ。
で、山菜と言うと代表的なのは『薇』、『蕨』、『蕗の薹』など等々。押しなべて春先に取れるものが多くて津軽で育った私にとっては到来する春を告げる有難い物であった筈なのに苦手だったんですよねぇ、両親や婆ちゃんはホントに嬉しそうに食べてたんですが何が美味しいんだって冷めた目で見てた懐かしい幼き頃の思い出が……。
『本湿地』はご存じですか?スーパーなんかで売ってる養殖栽培物の湿地に対して天然物と区別するためにこう呼んでるんだそうですよ。採れる時期は9月頃で秋が旬の茸なんですがこれも山菜扱いされる事が有るみたいですね。実は筍も山菜扱いされるんだそうで、まぁ、確かに山で採れる食べられる植物は全部山菜って言っても間違いでは無いんでしょうね。
で、私食べた事無いんですが最近、津軽地方では有名な『茸の塩辛』ってあるんですって?物まねタレントのりんごちゃんが出演してたご家庭のお昼ご飯を訪ね歩く番組で見たんですが、スーパーなんかでも普通に売ってる物らしく、見た瞬間食べたいって思ったのですよ。でも、ここは埼玉、何故か埼玉。だからどこに行ってもそんな物は影も形も有る訳は無く泣きながら諦めるか、津軽に遠征するしかないかと思っておったのですが、ネットを検索してみたら載ってるじゃん、レシピが。
舞茸、湿地、榎茸なんかを烏賊の塩辛、オリーブオイル、鷹の爪、大蒜なんかで漬込めばいいだけらしいじゃないですか。こりゃあ理音痴一等賞の私にも出来るかもしれない、いや、やらなきゃならない、これは私の使命なの。これを摘みに呑む日本酒を想像しただけで涙が出て来るわ。ちゃんと出来るかどうかは保証できませんがもし出来たらご報告いたします、大人の味覚を満喫しないとです。
え~~~……山菜がテーマだった筈が茸がテーマになってしまった様な気がしなくもない今回ですが、ほろ苦くてそれぞれ独特の味と触感を持つ山菜は私の大好物である事は事実です。灰汁を抜くのが少しめんどい食材ですが手間暇かかる分、その味が活きるのかも知れませんね。天ぷらにするとおいしい物、お蕎麦の薬味にするとワンランクアップする物、茹でて山葵醤油が冴えるもの。色んなバリエーションが楽しめる山菜は季節を告げてくれる、そして和を感じさせてくれる素敵な食材だと思います。
素朴で力強い山菜達、見た目も可愛いくて見てるだけで愛おしくなってしまいます。取りあえず山菜蕎麦食べに行こうかな。想像しただけでもう舞い上がってしまいそうです。




