表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
好きなんだからいいじゃない  作者: 優蘭ミコ
20/171

19.夏の思い出カップヌードル

私、小学校時代は器楽部、中高は吹奏楽部に所属してユーホニアムやってました。特に中高は練習で年間350日くらい学校行ってたんじゃないかな。そして部活の練習の合間に食べるこれが美味しかったんですよ、あの夏の日の事です。

私、小中高校と吹奏楽部に所属してました。


小学校は器楽部で、アコーディオンとか使うバンドで4年生から所属してましたよ。それでも合計9年、音楽関係の部活に携わってたんですね、今思い返すとちゃんと青春してたんだなぁって思わず感心してしまいます。


一番練習したって思うのは中学時代の3年間。だって、学校行かなかったのは風邪ひいたりして体調悪い時と年末年始とお盆を除いて学校に居ましたもんね、全部部活のためだけに。おそらくですが一年のうち350日くらい学校にいたんじゃないかなぁ、家にいる時間より学校にいる時間の方が圧倒的に長かったですものね。


小学校から高校卒業するまで通してユーホニュームっていう楽器を担当してました。『響けユーホニアム』ってアニメご存じですか?その中で主人公が担当してた銀色あれですが、私が使ってたのはバルブが4本横に並んでるタイプのもので、アニメで使われてた4本目のバルブが左下に独立してあるものとはちょっと違う物でした。ホントはそれにあこがれたんですけどねぇ。高いみたいなんですよ、それ。


結構大きめの金管楽器で小学生の頃は持ち運びが辛かったな~、ホントはトランペット志望だったんですが残念ながらその夢は叶うことなく、でも、任されたからには何とかしないとと言う使命感で必死でしたよ、うう、健気な私です……


そういう訳で夏休みもほぼ練習に費やして朝から晩まで吹奏楽三昧、そして、お昼によく食べてたのがカップヌードルなんですよ。


夏休みは基本的に母がお弁当持たせてくれてたんですが、それがない時にはお金貰って学校の近所にあった小さな駄菓子屋さんでカップヌードル買って食べてました。お店でお湯入れて貰って教室に戻ってくると丁度いい加減になってるんですよ。いい距離感でした。それにしても、ほっとできるお味ですねカップヌードルって。極限まで集中して練習してた合間にほっと一息つくにはぴったりの味でした。


レギュラーなカップヌードルのお醤油味って、基本的に何味か知ってます?お醤油味ではありますが、所謂『中華そば』とは雰囲気が全く違いますよね。カップヌードルの味の正体、実はコンソメ味がベースになってるんです。これは世界中で親しまれるようにっていう意図が有るんだそうで、発売当初から日本国内だけでなく世界に展開することをを意識して作られてた製品だったんですね。開発者で日清食品の創業者、『安藤百福』さんの野望の大きさが垣間見えたりなんかしますね。


勿論、日本人にも親しまれるようにっていう配慮もあって、そのために使われてるのがメンマの風味なんだそうです。これで和の雰囲気も醸し出しつつ、それだけじゃないぜって言うお味に仕上げてるんですね、うん、大したものです。成分表にちゃんと『メンマパウダー』って書いてありますから、今度食べたら確認してみてくださいませ。


誰もいない真夏の昼間の学校って、なんか不思議な感じでしたね。しんと静まり返った教室には不思議な影、たとえば廊下と教室を仕切る壁にある窓の柵形の影とか机が作る影とか黒板に斜めに走る影とか。そこから何かが出てくるんじゃないかって感じたのは私だけかな、蝉の声が響いて陽の光がぎらぎらしてて。いろんな人の思念の入れ物のような学校にはホントに何か潜んでるのかも知れませんね。


あと少しすれば夏が来ます。誰もいない真夏の教室でもう一度カップヌードル啜ってみたいなって思うのは、私が変わってるからだけの事なんでしょうか、それとも何かに誘われているからでしょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ