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173.自由に贈り物を楽しみましょう

私の青春時代、バレンタインデーと言えばチョコレート一択だったんですが最近は色んなお菓子やギフトが飛び交っている様です。勿論、恋人だけでなく親しい友人や家族、仲間達にもね。

 さて、一月後半から二月終盤までの期間は一年で一番寒い時期ですね。ただ、私は暑いより寒いほうが全然平気なのであまり気にならないのですが街の風景を見渡すと皆さんもこもこですね。関東の冬は湿度が低いので余計に寒さが身にしみます、そしてハンドクリームが手放せません。これが無いと物が掴めなくなってしまいますもの。若い方は分からないかも知れませんが、年取るとほんとに体の脂っ気が無くなるんですから……もう、体中かさかさでつるんつるんです。


 で、しっとりとした若者の皆様が少し気になるイベントが近々やって来ますよね。そう、バレンタインデーと言う奴ですよ、女子が男子にチョコレートに愛を込めて渡すと言う嬉し恥ずかしドキドキワクワクなイベントですね。ああもう青春ですわねドキドキするのって大切なんですよ、心にも身体にも。恋は若さの原動力と言うことで。ただ、ここ最近、この風潮にも変化があるみたいで必ずしもチョコレート渡す相手が男子って言うわけでもないらしく『好きな人・大切な人・自分自身に、自由に贈り物を楽しむ日』と言う風に変化している様です。勿論、昭和の常識だった『義理チョコ』なんてものはもはや絶滅に近くて男子がそれを要求するとハラスメント扱いされたりしますからどうかご注意下さいね。会社勤め時代、嫌だっなぁ義理チョコの買い出し行くの。贈るのは上司が中心で役職で値段変えたりなんかしてね。そして手渡す時に無駄な笑顔を見せたりなんかして……自分が物凄く嫌な奴になった気分になりましたよ、あれだけはほんとに二度とやりたくないです。しかも経費で落ちないしね。


 実は一昨年(2024年)はカカオ豆がとんでもない不作だったんですって。世界の主産地であるガーナとコートジボワールで天候不順・病害・老木化が重なり、数十年ぶりの大幅減産が起きています。エルニーニョの影響で異常な高温と大雨が続き、カカオの実が育たない上に『スウェリンシュート病』って言う木を枯れさせてしまう病気がガーナ・コートジボワールで蔓延して収穫量は例年の20%から多いところでは50%も減ってしまったんだそうです。そうなると価格も高騰、例年の2.5倍に達した事もあるそうです。量が少ない値段が高い、そうなると各お菓子メーカーやパティスリー、ショコラティーでカカオ豆を使ったお菓子、要するにチョコレート菓子を作るのが難しくなるわけです。


 でも、考える葦は思考を巡らす。無いなら使わなきゃいいじゃん……なんてね。実は伝統的に使われて来たカカオの代替え品ってのが有るんです。それが『キャロブ(いなご豆)』と言う物です。これ、カカオより甘くて苦味控えめでココアみたいな香ばしさがあってノンカフェインで低コスト。こう書くとこれでいいじゃんって思いそうなんですが、やっぱりチョコレートとは別物のお味なんだそうで一捻りしないとチョコレート味にはならないそうなんですが、その一捻りがかなり難しいみたいです。油脂を加えたり足りない苦味を加えたり蜂蜜加えたり、バニラを投入したり。低価格とはいえ手間暇と材料費でカカオの値段を超えそうですね。他に欧米の新興企業数社が人工的に科学の力でチョコレートを作り出す研究をしているそうで、既に一部市場投入されてるそうですよ。これ、ほぼチョコレートだそうでチョコレート界のカニカマと言っても良いのかも知れませんね……な、訳ねぇだろ。


 ただ、最近のバレンタインデーの傾向として贈るお菓子はチョコレート一択と言う訳でもなく、かなり多様化しているみたいです。2025年のバレンタイン市場では、チョコ以外で勝負するメーカーが明確に増加していて、百貨店の特集でも『チョコ以外』のカテゴリが大きく扱われてて、焼き菓子・ケーキ・和菓子メーカーが、バレンタイン専用パッケージや限定商品を出して“チョコ以外で勝負”しているのが今の流れで今年もこの流れは揺るがないみたいです。自由に贈り物を楽しむ日、だから何贈っても大丈夫。ゆうきまさみ先生の『究極超人あ~る』では主人公にヒロインがでかいお煎餅贈ってましたからね、まぁ主人公がお米しか食べられないって言う設定も有るんでそうするしかない事情も有るのですが……でも!主人公はそれを嬉しそうに食べて、贈ったヒロインがこれまた嬉しそうに見つめてる描写がとても素敵でした。


 バレンタインデーの贈り物は世界で千差万別で、イタリア・フランスでは男性が女性に赤い薔薇の花束を贈り、フィンランド・エストニア・メキシコでは友人にギフトを贈り、ブルガリアでは互いにワインを贈り合ってウェールズでは木彫りの『ラブスプーン』を贈るんですってよ。女性が男子にって言う固定された条件があるのは韓国くらいてほかの国ではほぼ見当たらないんですって。チョコレートに関しても1950年代後半にお菓子メーカーや百貨店が仕掛けた販売促進策の一つで何故かそれが定着しただけなんですよ、聖バレンタインが殉教した理由なんて飛ばして商業主義に走っちゃったからこうっただけなんです、だから何でも有りなんだよん。


 さて、今年のバレンタインデーは皆様どうされますか?思いを彼に伝えますか、家族や友人に感謝を伝えますか?私はデパ地下のスイーツ売り場を巡って食べたいお菓子を買い漁りそれを眺めて悦に入った後、そのお味を堪能したいと思います。チョコレート菓子や焼き菓子って赤ワインがかなり合うって知ってる?なんかボトル複数本空けそうでなんか怖いなぁ。べろべろなバレンタインデーが私の恒例行事だよん。

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