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135.定食を掘り下げる

海外にもそれらしいものは有る事は有るんですが、日本の定食程、栄養バランスが良くて見た目にもこだわってる物は無いそうですよ。

 都市伝説なのかも知れませんが昔、大学(?)の試験問題に『〇肉〇食』の〇の部分に当てはまる文字を入れよと言う問題で、答えは勿論『弱肉強食』なんですが、とある学生さんが『焼肉定食』と回答したとか……間違いでは無い、そして学生さんのセンスを褒めてあげたい気分になってしまいました。


 定食、良いですね~~~色んな定食が世の中に存在します。海外に目を向けると、韓国では백반(ペッパン)と言うご飯+汁物+メイン+沢山の小皿料理(パンチャン)のセット、中国では套餐(タオツァン)と言うご飯+おかずをワンプレートやセットにした物、フランスではMenu(ムニュ)、アメリカはCombo meal(コンボミール)なんかが存在してて定食っぽい物が無い訳じゃないんですが、主食・主菜・副菜・汁物と言う栄養的に考えてもバランスよく揃った物は日本特有の物みたいですね。定食の原型は江戸時代頃から有って、『飯屋』『一膳飯屋』なんかでは食べたい物を自分でチョイスする今で言うビュッフェスタイルが存在していたそうですよ。昔の人って意外とハイカラだったんですね。


 定食とはに一言で答えると『主菜・副菜・ご飯・味噌汁(汁物)などがセットになった一汁三菜スタイルの食事』と言えるんじゃないでしょうか、そして定食の面白いところは、一つのトレイに『完結した和食のバランス』が載っているところなんじゃないかなぁ、しかも家庭・大衆食堂・高級料亭すべてで通用する懐の広さがあって『一汁三菜』の伝統や『見た目の調和を大切にする文化』も背景に感じられたりしません、しかもトレイの上の料理は和だ洋だに拘る事は無く、お刺身からカツレツ、コロッケ、ハンバーグ。最近、某牛丼チェーン店様でシュクメルリと言う世界一ニンニクを美味しく食べられるジョージア(旧グルジア)の伝統料理まで定食にしてその懐の深さを発揮したりなんかしておりました。


 実はシュクメルリ定食を私も頂きました。おそらくですが本物とはかなり違う物だとは思うんですが、ニンニクがしっかり効いててご飯によく合ってとても美味しかったですよ、なんか再販してるみたいですのでまた行ってみようかなぁなんて思っています。で、思ったんですが、ひょっとして定食の懐の深さの大部分を支えているのはひ『ご飯』かも知れませんね。主食がご飯だから日本の定食は発達したのかも知れません、私が青森の実家で暮らしていた頃、祖母は(と、言うか私も含めてですが……)ミートスパゲティおかずにご飯食べてましたもの。そして今でもたまにやったりなんかします。炭水化物+炭水化物なので定食とは言い切れないかも知れませんが海外では主食の物を主菜にしてしまうそのパワー。餃子だって中国では主食扱いですので餃子をおかずにご飯食べるなんて考えられないって事で餃子定食は有り得ない物なんだそうな。でも、ご飯はその懐に全てを収めてしまう訳です。改めてお米の国に生まれて良かったって、その幸せを噛みしめたりなんかしてしまいます。


 ただ、最近高いですねお米……経済関係のコメンテーターの中には40年前の値段に戻っただけだっておっしゃる方もおりますが、その頃そんなに高かったかなぁ、父親が農業関連の仕事に携わってた関係で、結構お米貰ってきたりしてたから、実感なかっただけかも知れませんけど。私の自宅には炊飯器が無くてお米を買う事は無くてご飯はお弁当かレンジでチンするレトルトの物が主なんですよ。で、眼に見えた値段上がりましたね、レトルトのごはん。安い物を探せばある事は有るんですが、300g入りの超大盛とかそう言うのが多くて普通に食べきれるものは意外と無いんですよねぇ。あんまりお米の値段が上がると日本の定食文化に影響が出るんじゃないかってなんだか心配になってしまいます。今年はお米が豊作で有ります様に心から願います。


 主菜を選ばない日本の定食、栄養バランスにも優れてて、美味しくて、お酒のつまみにもなっちゃう定食は私の中で体にも心にも一番の御馳走なのかも知れません。

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