118.おかきで一杯
お正月明けだからおせちかなんかのネタだと思ったでしょ。ふふふ、意表を突くのが好きな私はあえて全然関係ないお話をするのでありました。
お正月だからお節料理のお話間かだと思ったでしょ。ふふふふふ、私には運動神経と季節感と言う物は無いと断言できるのである。そして、ここ最近、なぜは凝ってるんです、お酒のつまみに『おかき』。ポテチでも柿の種でもないおかきでビールを頂く事が至福の時間となっておる理由は、味が単純でお酒の邪魔をしない事、歯触りが良くて食べてて飽きない事。そして何と言っても適度な塩味がお酒の風味をアップしてくれる事、この辺に由来してるみたいなんです。でも、引き金になったのは柿の種で、味が濃すぎてちょっとなぁって思ったのが切っ掛けでしょうか。
おかきは、もち米を原料として作られる米菓で、膨らみやすくふっくらとした形状が特徴です。日本古来から庶民のお菓子として愛されて来た物で、その名の由来はち米を煮てから乾燥させ、焼いて作った餅『かきもち』が省略されてそう呼ばれるようになったって言う説が有力なんですが、『お神酒』つまり、神事や祭りで使われるお神酒の『おかみ』と『餅』を組み合わせた言葉だという説も有るんだそうです。ほら、お酒とつながったでしょって、そればビールじゃなくて日本酒だろうって突っ込みが入りそうですね。
だったら塩煎餅じゃダメなのって質問が出そうですが、ダメなんです、いえ、あくまで私の中の定義なんですが、塩煎餅には緑茶、三時のおやつに一息ついてお茶と一緒に齧るのがお煎餅であってこれは私の中ではお酒のあてとは明確に区別されているのですよ。おかきは、楽しむ物、お煎餅はほっとする物、ほら、役割が全然違うでしょ?私が無理矢理区別してるだけなのかも知れませんけどね。
更に、『あられ』や『ぼんせん』や『おこし』じゃダメなの?食感似てるし原料はもち米だしって言われそうですがこの辺はもう問題外、だって、この三種は甘いじゃん……まぁ、甘いものに合うお酒が無い訳じゃないけど、ビールやハイボール、サワー類に甘いものは合わせられないですよね。辛党って言う言葉が有る位ですから、お酒のあてはしょっぱくないといけない、そう言う物なのです。
西武新宿線の本川越駅を出て新富町方向に川越栗橋線をらふらと約30分ほど歩くと児玉住環との交差点に出るんですが、そこを左折して更に5分ほど歩くと左手方向に『菓子横丁』って言うのが有るんですよ。小さなお菓子屋さんが集まってる通りで、そこで川越名物のお菓子を買い求める事が出来るんですよ。川越と言えば薩摩芋なんでそれ系のお菓子のお店や麩菓子のお店が多いんですが、ベーカリーなんかも有ったりして中々にぎにぎしい通りになっておりますよ……なんて偉そうなこと書いてますが実は私、言った事無いんです。だって、微妙に交通の便が悪くて本川越駅から歩くのはまぁいいとして、私の最寄り駅から電車を乗り継ぐと1時間以上歩く事になってしまって意外と交通の便が悪い。
でもそのくらいの距離ならいい運動になるじゃんって言う説が無い訳でも無いんですけどね。そして、そこには有るんですよ『雷神堂川越店』って言うお店が。専門はお煎餅で焼き立てが食べられて、食べ歩きが出来るお洒落なお煎餅のパッケージなんかも販売しているらしいんですがお煎餅専門店なら有るでしょう、おかき。でもって、それが焼き立てだったりしたらさらに素敵だと思います、私はおそらく両手いっぱい、抱き締める様に買い求めてしまうでしょう。そしてその脳裏には夜のお酒タイムがはっきりと浮かんでいるのでありました。ああ、想像しただけで口元が緩んでしまいます。
そうそう、この菓子屋横丁界隈って、電柱が無くて空を見上げると天気が良ければ真直ぐに青空が視界に入って来るんですよ。昔はそれが普通だった筈なんですが、電線の無い空の風景って、なんか不思議に感じます。お越しの際は是非、空も見上げてやって下さいまし。




