~露天商~テキ屋~
今回、祭りに任侠要素を盛り込んでなどと、随分巫山戯たコンセプトで尚かつ、主催者側が非常に大ざっぱな性分な者でして、何から何まで非常にアバウトなこの企画。
しかぁし、それじゃあいけねぇと、この企画の枠組み的なエッセイをば、この企画の狼煙に変えさせて頂きたく存じやす。
まず最初に、夏祭りと言えば、花火を観ながらの屋台巡りですよね。
今回は祭り屋台と任侠界のつながりにについて、うんちくをば垂れ流したいと存じやす。
そもそも屋台の歴史は古く、江戸の昔からあったとされていますが、一番有力なのは戦後の闇市にルーツがあると言えましょう。私の産まれる二年ほど前くらいから、神農と呼ばれ独立した組織を立ち上げはしたものの、もともとは刑務所帰りのヤクザ者が小遣い稼ぎに始めたシノギの一つだった物。
事実、彼等の稼ぎは当時の任侠界のかなりな稼ぎ頭だったのもあり、任侠界と神農と呼ばれたテキ屋の世界、お互いを合い受け入れるようになったのはまだまだ至極最近の事。それまでは、事ある度に血を見る喧嘩になっていた模様です。