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異世界で、[探偵]始めました  作者: やけみ泰成
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これは現実らしい

「本当にお忘れになったんですか!?」


「あぁ、そうだ。」


本当はここがどこだか知らないし、自分が何者かも分からない、とりあえず近くにいた少年に話を聞いてみたんだが。


「僕ですよ、僕!ワトソンですよ‼️あなたと対等な関係を結んだ友人兼助手ですよ!」


え!?ワトソン?もしかしたらここは小説の中なのかもしれないな。


いや、確かワトソンはホームズの友人なだけだったはず。


「僕の名前はストラディック・ターナル・ジョー・ワトラス・ジョンソン。通称ワトソンですよ!」


前言撤回。


コイツ誰だ。


てかそもそもここ何処だ。


自分は何者だ?ついさっきまでラブコメ読んでニヤニヤしてたはずだろ。


一体どうしてだ!?


[1時間前に遡る]


「はぁ~、やっぱラブコメって良いなぁ。」


俺は楽しみにしていたラノベの新刊を読みきり、健全で一般的な男子高校生の部屋でくつろいでいた。


さて、風呂にでも入るか。


そう思った瞬間、脳裏に何かが浮かび上がった。


「頭が、痛い!」


一瞬よく分からない兄ちゃんを見たけどあの人は一体誰なんだ?


しかも周りにはスライムみたいなやつがいたし。


・・・ラノベの読みすぎかな。


「よし!風呂にはい・・・」


何が起きたのだろう。


辺りが暗くなり走馬灯のようなものが蘇る。


・・・いやこれおれの記憶じゃねぇな!誰の記憶なんだ!?


しかも一瞬過ぎてほとんど内容が分からなかった。


そして、辺りが明るくなったと思ったら、草原にいた。


「いや意味わかんねえよ!」


「うわ!?びっくりしたー。急にどうしたんですか?」


おっと、回想シーンは終了だな。


とりあえず気持ちを落ち着かせるついでにこの世界の話を聞きながら散歩でもするか。


ちなみにここが地球じゃないのは分かっている。


だってさ、そこらじゅうにモンスターらしきものがいるんだぜ。


うん、散歩じゃなく走るか。


逃げようか。

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