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さいかと私とママ  作者: ほっかいろ
9/19

結果。そして、、、

いよいよ結果発表です。

それからしばらくして、審査員の人が来た。

フロント全体に緊張がはしる。

「では、結果発表です。」

私は思わず服をぎゅっと握った。

「合格者は、2番のかたです。」

力が抜けた。

不合格、、、。

悔しさが込み上げてきた。

ママは、黙りこんでいる。

いつもなら慰めてくれるのに。

そうとう期待してたのかな。

ごめんね。ごめんね。

私達は口を閉じたまま、家についた。

その日は日曜日だったので、さいかは撮影でいなかった。

だから、お互い気まずかった。

ママは黙って料理を始め、私は台所の前のテーブルで勉強をしていた。

でも、勉強なんて全然頭に入ってこなくて、やけに人参を切ってる音がうるさく聞こえた。

あまりにも静かだったから、テレビでもつけようと私が立ち上がった瞬間、人参を切る音が消えた。ちらっと振り返ると、ママがうつむきながら、なんか呟いてた。

「なんで?」

ママは私の方を向いて怒鳴った。

「なんでさいかに簡単に出来る事が、あなたにはできないの!」

そう言って、ものすごい剣幕で近寄ってきた。

「ママ?」

私が呟いてたのと同時に、ほっぺたに激痛がはしった。

そして、自分でもよく分からないうちに、ソファまで飛ばされた。

「痛い!」

背中を強く打った。

なのにママはまた近づいてきた。

「なんで!なんで!なんで!」

そういって、三回も私を蹴った。

「痛い!やめて!」

私は必死にお腹をかばった。

怖かった。怖くて怖くて、怖かった。

でもママはそれ以上なにかしてくることはなく、ハアハア言いながら、台所に戻っていった。

私は痛みとショックで、しばらく動けなかった。

そして、自分の部屋へ行った。

ショックで泣きもしなかった。

ベットで横になって、いろんなことを考えた。

考えれ、考えて、考えて、、、

私は夜まで考えた。

その日、ママが部屋に来てやまる事は無かった。

第九話です。ありがとうございました。

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