結果。そして、、、
いよいよ結果発表です。
それからしばらくして、審査員の人が来た。
フロント全体に緊張がはしる。
「では、結果発表です。」
私は思わず服をぎゅっと握った。
「合格者は、2番のかたです。」
力が抜けた。
不合格、、、。
悔しさが込み上げてきた。
ママは、黙りこんでいる。
いつもなら慰めてくれるのに。
そうとう期待してたのかな。
ごめんね。ごめんね。
私達は口を閉じたまま、家についた。
その日は日曜日だったので、さいかは撮影でいなかった。
だから、お互い気まずかった。
ママは黙って料理を始め、私は台所の前のテーブルで勉強をしていた。
でも、勉強なんて全然頭に入ってこなくて、やけに人参を切ってる音がうるさく聞こえた。
あまりにも静かだったから、テレビでもつけようと私が立ち上がった瞬間、人参を切る音が消えた。ちらっと振り返ると、ママがうつむきながら、なんか呟いてた。
「なんで?」
ママは私の方を向いて怒鳴った。
「なんでさいかに簡単に出来る事が、あなたにはできないの!」
そう言って、ものすごい剣幕で近寄ってきた。
「ママ?」
私が呟いてたのと同時に、ほっぺたに激痛がはしった。
そして、自分でもよく分からないうちに、ソファまで飛ばされた。
「痛い!」
背中を強く打った。
なのにママはまた近づいてきた。
「なんで!なんで!なんで!」
そういって、三回も私を蹴った。
「痛い!やめて!」
私は必死にお腹をかばった。
怖かった。怖くて怖くて、怖かった。
でもママはそれ以上なにかしてくることはなく、ハアハア言いながら、台所に戻っていった。
私は痛みとショックで、しばらく動けなかった。
そして、自分の部屋へ行った。
ショックで泣きもしなかった。
ベットで横になって、いろんなことを考えた。
考えれ、考えて、考えて、、、
私は夜まで考えた。
その日、ママが部屋に来てやまる事は無かった。
第九話です。ありがとうございました。




