唐揚げとほうき
この日はさいかがいて、、、
楽しい時間はあっという間に過ぎ、夕ご飯の時間になった。
「はい、よろしくね。」
「はーい!」
私達は、料理を運んでた。
私が唐揚げの大盛りを運んでいると、
「唐揚げだ!」
と、唐揚げが大好きなさいかが歓声をあげた。
「一つ頂戴!」
さいかが走ってきた。
「ダメ!」
今来たらバランスが崩れる!
ガッシャーン、ドタッ
私達は派手に転んだ。
「どうしたの!?」
ママが駆け寄ってきた。
「ごめんなさい。」
さいかが謝ると、
「いいから、早く離れて。」
と、言われた。
私とさいかが離れると、転んだ体制のままの私のお腹を
「ぐっ」
いきなり蹴られた。
「何やってるのよ!」
そう言って、こんどは背中を蹴られた。
「さいかにけがでもあったらどうするの!」
痛い!痛い!痛い!
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「私に言っても仕方ないでしょ!さいかに謝りなさい!」
そう言って、私をさいかの方に向かせた。
さいかは、おびえきった顔で、泣いてた。
「、、、ごめん。」
「ごめんじゃないでしょ!ごめんなさいでしょ!」
そう叫んで、私の髪の毛を引っ張った。
「違うの!ゆめかはダメって言ったんだけど、私が近づいたから」
さいかがあわてて弁明すると、
「そうなの?」
と、ママが、さいかに見えないように、私の腕をつねった。
「いっ」
私が顔をゆがめると、ママはさらにつよくつねった。
「ねえ、そうなの?」
首をふってしまいたかった。
でも、さいかと私の関係まで、この関係まで崩したくなかった。
震える手を押さえて頷くと、
「あんたがさいかを脅したのね!」
と、意地悪く笑った。
一瞬のことで、脅すなんて事は出来なかったってことぐらい、わかってるはずなのに。
「嘘ついたらだめでしょ!」
ママはそばにあったほうきを手に取った。
叩かれる!
私は瞬時に部屋の隅に逃げた。
「逃げても無駄よ!」
ママはゆっくりと近づいてくる。
私がにげようと立ち上がったその時、背中に激痛がはしった。
「痛い!」
私がうずくまると、ママは何回も何回も叩いてきた。
「痛い!ご、めんなさい!ぐっ、ごめんなさい!んっ、ごめんなさい!ごめんな、さい!ご、めんなさい!」
二倍ぐらいの痛みに、必死に謝ると、
「誰に謝るんだっけ!?」
と、飛び切り強く叩いた。
「ぎゃあ!」
背中を押さえながら、私は立ち上がった。
そしてさいかの方を見た。
「、、、ごめんなさい。」
「声が小さい!」
いきなり後ろから思いきりたたかれた。
「ぐっ」
反動で前に倒れた。
「ほら!」
ママは私の髪の毛を引っ張った。
「ご、ごめんなさい。」
声を振り絞ると、
「じゃあもう部屋に戻って。」
と、髪の毛を離された。
私は泣きながら部屋に戻った。
第十九話です。ありがとうございました。




