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さいかと私とママ  作者: ほっかいろ
17/19

 家に帰って、、、

 その日、家に帰り、恐る恐るママに、

 「あの、火傷の傷がひどいから、病院連れていってくれない?」

 と、聞いてみた。

 するとママは、

 「あなたは、いつ火傷したの?どういう風に火傷したの?」

 と聞いてきた。

 私が訳も分からずにいると、いきなりお腹を蹴られた。

 「うっ」

 私がお腹を押さえてかがみこむと、

 「誰に火傷させられたの!?」

 と、ママが怒鳴って、私をまた蹴った。

 「ごめんなさい。」

 震える声で謝ると、

 「あなたは、火傷をしたの?あなたは私にお湯をかけられたの?」

 と、ママがすごい剣幕で怒鳴った。

 誰にも、言うなって事?

 「でも私の腕、気持ち悪いよ。」

 私が恐る恐るそういうと、

 「まだわからないの!」

 と、また私を蹴った。

 「ごめんなさい。」

 必死に謝ると、

 「ごめんなさいじゃない!あなたは、火傷をしたの?あなたは私にお湯をかけられたの?」

 と、怒鳴られた。

 私は必至に首をふった。

 すると、ママはソファに行き、テレビを観始めた。

 私は震える手を押さえて、自分の部屋に行った。

 椅子に座り、火傷の跡を見ようと袖をめくって、私はかたまった。

 急いで、反対の手やお腹、足などを見ると、やはりあった。

 五、六個の痣が。

 「私の、私の体、、、」

 こんなんじゃ、こんなんじゃ子役としてやっていけない。

 ふつふつと、恨みと怒りが込み上げてきた。

 でも、最後に残ったのは、悲しみだった。

 私がいくら怒ろうと、あの人は、気にもしないだろう。

 明日、薬局に行こう。

 私は、貯金箱からお金をだして、ランドセルにしまった。


 第十七話です。ありがとうございました。

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