オーディションの紙
この日は事務所で、、、
次の日は事務所に行った。
事務所でのレッスンはさほど変わらなかった。
そして、またオーディション誘いが来た。
今はオーディションの時期なのだ。
私はそのことをママには隠すことにした。
前みたいにはなりたくなかった。
私は配られた紙をぐちゃぐちゃしてポケットの中に入れた。
今日はさいかは休みだった。
さいかの人気は急上昇して、平日でも予定がはいるようになった。
だから当然日曜日は仕事だ。
レッスンも終わり、駐車場でママの車に乗り込んだ。
いつもなら今日どうだった?って聞くはずなのに、今日はきいてこなかった。
私が話しかけても、無視だった。
家に帰り、靴をぬいでリビングに入った。
ママは黙ってコーヒーを作り始めた。
私はなんで怒ってるのかもわからずに、とりあえず勉強をした。
ママがこんな態度になるのは、あのオーディションに落ちた日ぐらいだったから、なるべく静かに行動した。
しばらくして、消しゴムがないことにきずいた。
そっと立ち上がったその時、ポケットからくしゃくしゃになった紙が出てきた。
しまった!
いそいでそれを拾うと、ポケットの中にしまい込んだ。
でも、その行動が怪しかったんだろう、
「それ何?」
後ろで声がした。
第十三話です。ありがとうございました。




