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さいかと私とママ  作者: ほっかいろ
11/19

ショッピングモール

 それから、、、

それから一週間、特に何もなく、平和な日が続いた。

 あの日のことは、夢だったのかもしれないと、本気で疑い始めた土曜日。

 その日は家族で買い物に行くことになっていた。正直、あの事をはっきりさせなきゃとはおもっていたけど、このままこんな日がつづくなら、蒸し返さずこのままにしてしまいたかった。

 そしてショッピングモールにつき、私とさいかの服や、ママの靴を買って、カフェで一休みしていた。

 もちろんさいかはマスクに帽子を深くかぶり、細心の注意をしていた。

 私はそこまでする必要はないとおもったし、ちょっとうざかったんだけど、ママがひかなかった。

 で、ミルクコーヒーと紅茶、ブラックコーヒーを頼んだ。

 飲み物が運ばれてきて、さいかも暑かったのか、帽子とサングラスを外した。

 そして飲み物を飲みながらしばらくゆっくりしてると、四年生ぐらいの女の子と、そのお母さんらしい人がさいかのところにきて、

 「あの、さいかちゃんですか?」

 ときいてきた。

 さいかが否定しようとする間もなく、今度はおばさんたちに囲まれた。

 とたんにさいかの周りは人でいっぱいになった。

 さいかとママはあまりの人に立ち上がった。

 私もつられて立ち上がると、

 「ゆめかはここで待ってて!」

 とママに止められた。

 私はうなずいて座った。

 さいかとママがいくと、喫茶店は途端に静かになった。

 にしてもあんなにすぐみつかるんだ。

 たぶん私は髪サラサラのポニーテールだから気がつかれなかったんだと思う。

 ちなみにさいかはクルクルのちょっと天然パーマみたいなかんじなんだけど、まとまりがあってかわいい。あと、髪を腰まで伸ばしている。

 そんなことやあんなことを考えながらミルクコーヒーを飲んでいた。

 ずいぶん待ったけど、いつまで待っても、ママとさいかは戻ってこなかった。

 暇だったので、二人が置いて行った荷物(ママのバッグと、さいかの帽子、サングラス以外)をもってどっかに行こうとも思ったけど、すれ違いたくなかったのでやめた。

 五時になっても、二人は来なかった。

 さすがに変だと思い始めたけど、スマホも何も持ってなかった私にはどうしようもなかった。

 六時になり、喫茶店の人がだんだん少なくなってきた。

 このころになると、不安が押し寄せてきて、ショッピングモールを探し回りは喫茶店を確認した。

 そんなことをしてる間に七時になった。

 もう帰ろうかとも思った。

 でも、ここから家まで、歩いたら一時間はかかるし、夜道を歩くのは不安だった。

 私は意を決して、迷子センターに行った。

 さいかは有名人だからいままで来なかったけど、もう仕方ないと思ってた。

 迷子センターのドアのまえまできた。

 ドアを開けると、お姉さんが、小さい子供たちと遊んでいた。

 「あの!」

 そう声をかけるとやっときずいた。

 「どうされました?お迎えですか?」

 は、恥ずかしい!

 「あのお、迷子です。」

 

 第十一章です。ありがとうございました。

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