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初心者うさみの冒険  作者: ほすてふ


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ending 始まりの街スターティア

 その朝、始まりの街スターティアは未曽有の混乱に包まれた。

 前夜、かねてから監視状態にあった星降山にてドラゴンらしき影が上空を飛行する姿が目撃され、冒険者を含む戦闘要員に待機指示が出されていたところである。

 そして夜が明け、そろそろ各員の気が緩んできたころ。

 ドラゴンが進路をスターティアへ向け飛行中という報告が入ったのである。


 記録上、星降山に居するという星光竜は比較的温和なドラゴンであるとされているが、そもそもにしてドラゴンという種族は強力な存在であるがゆえに、人類とは常識が大きく違うため、ちょっとした認識の違いが大きな被害を生むある種の災害の類である。

 スターティア評議会はこの事態を受けて緊急事態宣言を発令。

 待機させていた戦闘要員による迎撃準備を開始した。

 市民を街に点在する公共施設へと非難させ、迎撃戦力を街の外に展開、さらに外壁の対軍兵器を稼働状態へ。

 その上で、可能な限り交戦を回避せよとの指示が出された。

 なぜなら交戦状態になれば街が壊滅するのは確実であるからで、迎撃戦力を用意はしたが、焼け石に水であることは明白であったからである。

 運よく対軍兵器がいいのが一発当たったとして、それで帰る可能性よりも怒りを買う可能性の方が高い。

 であるので、評議会としての目標は街に入らせず手前で交渉して帰ってもらうことであった。

 交渉が通じればいいなあという期待を込めて。

 一方で冒険者の中に状況に興奮したものが多数でており、これWP把握し切れていなかったことが評議会側のミスであったのだろう。



 そんな絶望と期待と興奮渦巻く中、ドラゴンはまっすぐにしかしゆったりとスターティアへと向かってくる。

 迷いの森上空を過ぎ、スター平原に差し掛かると、高度を徐々に落とし始めた。

 やはり目標はスターティアか。何が目的なのか。

 交渉をまかされた人物は生きた心地がしなかった。


 そして。


 一部冒険者が暴発した。




 興奮気味の冒険者の一人がドラゴンに対し攻撃を放ったのである。

 つられて、他の冒険者も攻撃を始める。

 しかし、届くような距離ではなかったこともあり、何ら被害を与えることはなかった。

 ドラゴンには。

 届きもしないとはいえ、矛先を向けられたドラゴンが咆哮をあげたのだ。

 それは距離があってもわかる強烈な威圧であり、轟音が響くと同時に集まった戦力の8割が気絶、もしくは士気をくじかれ逃走し始めたのである。

 次にドラゴンが下げていた高度を取り直し、上空へとどまると、なんとあたりが夜へと変わったではないか!

 夜が明けてまだ数時間でありまだ正午にもなっていないにもかかわらず。

 そして再度の咆哮。

 これによりスターティアの迎撃軍は完全に崩壊した。

 ああ、これでスターティアの街は終わりか。

 誰もが皆そう思い、あるいは恐怖に逃げ惑う中。


 ドラゴンが何かを落とした。


 高速で落下してくるそれは人のようであり、なぜそんなものが落ちてくるのかわかるものはいなかった。

 ただ混乱の中、誰かが気づき、落ちてくるぞと声をかけ、群衆の一部がそれを見たというだけのこと。

 そして落ちてきたそれが地面にぶつかりミンチになる、と思った瞬間。

 落下速度が緩やかになり、静かに着地したのである。


 その姿は小柄であるが、ドワーフ程の小ささではなく、また体格もがっしりとしたものではない。人間かエルフの子供というのがもっともらしい体格である。

 何より目立つのは金色の長い髪。その中に赤いアクセント。リボンであろうか。これらから判断するなら女性であろう。たぶん。

 遠巻きに見守る群衆に背を向け、彼女はドラゴンに手を振る。両手で、大きくだ。しかもぴょんぴょん飛び上がりながら。


「またねー!」


 ざわっ。

 群衆に衝撃が走り、ざわめきが生まれる。

 そして彼女は振り返……ろうとして動きを止める。


 どどどどどどどどどどどど。

 地鳴り。

 何の音だ。ざわめきが大きくなる。

 その正体はすぐにわかった。

 平原に棲むウサギモンスターだ!

 そこら中から集まってきたウサギたちが落ちてきた人物を取り囲み、かと思うと彼女を集団で持ちあげて走り去っていったのである。


「え、ちょっとまってなに!?」


 彼女の混乱入った悲鳴を残して、ウサギたちは姿を消した。

 気づけば、空は昼間のそれに戻り、ドラゴンも姿を消していた。

 群衆は呆気に取られていたが、交渉担当の人物が気を取り直して言った。


「解散!」




 おわり。

こんにちは。ほすてふです。

というわけで【初心者うさみの冒険】はこれでおしまいです。お付き合いありがとうございました。


今後の活動予定としては、【超初心者うさみの困惑】をシリーズ第2弾として書こうと思います。

その前にちょっと休憩挟んだり年末に向けて忙しくなるのと合わせて更新頻度はが低下するのはほぼ確定。

ほすてふはノルマ設けないと書けない感じの人なのでちゃんとできるか不安もありますがなんとか頑張ります。


※10/2 【超初心者うさみの困惑】 掲載開始いたしました。目次ページ表題の上のうさみの冒険シリーズから辿れます。




以下は読む必要がない駄文。


やってみたいことをいろいろやってみました。

書き方だとか、ネタの組み込み方だとかちょっと意識して試してみたり。

なので話ごとに違和感覚える方もいらっしゃると思いますが正解です。ごめんなさい。


最初の思い付きはレベル1なのに強いとか面白くねというもので、それが結果としてレベル1だけど(スキルが)レベル1じゃないという形に落ち着いたのはどうだったのかと今になるとどうかと思うんですがどうでしょうねえ。片手落ち?


書いてて一番楽しかったのが偉大なる星光竜の話。ステージ8の3かな。それなりにかわいくかけたと思います。ドラゴン可愛くしてどうすんだよ。

アイデアとして、ワイバーンと一緒にされておこになる寛容なる星光竜とブレス喰らって焼かれるうさみ、とか考えていたんですがうまいこと差し込めず。

「偉大なる星光竜の日々」とかスピンアウトでね、四コマとかでね。(そんないっぱいネタ続か)ないな。


星光竜は自分でも気に入った感じなんですが、主人公うさみをはじめ他のキャラはイマイチ立てられなかったなあと。

ゴリラとか出落ちですし。ヴァル子は活躍どころつくれず、るな子はうさみとイチャついてただけですしねえ。もふもふしたい。

はるさめ。氏と†バーニング娘†氏とか。出番あれだけで名前つける必要があったのかどうか。


まあドラゴンとぶつけるのは最初から決めていたのでそこに向けて話を組み上げていったんですが、えーと改めてみると無駄が多いですね。あそことかあそことか丸々切っても問題ない……シナリオ構成力が足りてない証拠ですね。



続編ですが、タイトルの通りうさみとふつーのプレイヤーが関わって困惑する話にしようと思っています。

キャラクターが増えて名前や芸風考えるのとおぼえるのが大変そうですね。二人ぐらいで許されないかな。だめかな。それじゃちょっとほすてふには話組めないや。

いただいた感想にうさみのデータや他の人との差についての質問がそれなりにありましたのでそのへんを組み込んでいこうかなと。あと水着買いたい。


というわけでもし見かけたらまた読んでもらえましたらうれしいです。

一話だけでも近日中に上げたいけど一話だけでしばらく続きがないとかないよなあとか。時間が都合つけば。


といったところで書き散らした駄文まで読んでくれた方に感謝を。

ありがとうございました!

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初心者うさみシリーズ新作はじめました。
うさみすぴんなうとAW
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