表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

今日から新しいスタート!

ガバッ!!

と思い切り起き上がって目が覚めた。

嫌な夢だった。冷や汗でびっしょりだ。

まさか漏らしては……いないな、良かった。

今日から憧れの高校生活をすると言うのに最悪なスタートを切る所だった。

口を濯ぎ、朝食を食べ、制服に着替えて、髪を整えて、歯を磨いて。

「今日の運勢は………………げっ、魚座最下位……。ラッキーアイテムは……なんだこれ、絆創膏?」

天気予報を確認するついでの占い。最下位はちょっとブルーだ。

とりあえず、絆創膏を持って鞄を持った。

今日は快晴!傘要らず!

靴を履きながら自己紹介の練習。

和嶋(わじま) 悠里(ゆうり)。趣味はゲーム。よろしくお願いします……っと、よし、完璧!いってきまーす!」

「行ってらっしゃーい!気を付けてねー!」

いつもと同じ挨拶をやり取りして家を出る。

今日からは寮生活だ。しばらく母さんのキャラ弁ならぬキャラ飯とはおさらばだ。やったぜ。

今朝見た悪夢もなんのその。意気揚々と家を出て電車を乗り継ぎ学校へ向かう。

……が、電車が10分遅れてちょっとブルー。最下位ってこれか……。

でも10分の遅れくらいは何とも無い。ちゃんと時間に余裕ができるように家を出ている。少し残念な気分になるだけだ。

目的の駅に着いて学校へ向かう途中、なんとなく落ち着かなくて走って行った。憧れの高校生活に浮き足立っていたのかも知れない。

曲がり角。突然横からパンを加えた美少女が……!

なんてことも無く、さすがに浮かれ過ぎだと思いながら角を曲がると、人がいた。

正確には人が蹲っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ