第3ページ いいや!確かに言ったけども!!
私に書ける前書きなどない!!
「そろそろ心の準備もできて来た頃でしょう?あなた方にこの世の理を超えた能力を授けます。これで恐らく問題なく世界中を回れると思いますよ」
それにしても、異世界のβ版といった所か。機体半分不安半分なこと極まりないな。
さて、どんな世界が待ち受けていることやら。
「どのような能力なのでしょうか」
これ次第で私の旅路は大きく変化していくのではないかと思う。
「優璃、あなたには不死、即ち朽ちることもなく例え粉々にされてしまってもたちまち息を吹き返すでしょう。あ、非常事態の際にこちらが色々サポートする能力もおまけしておきますね」
おお、神様は気前が良かった...正直助かります!!でも彗の能力はどうなるんだろな?
取り合えずお辞儀をしておこう。
「さて、彗はですが...」
「お、あたしはどうなるんだ?」
気になるその能力とは!?
ここで一旦CMでーす。
勿論そんなものはありません!
「不老だけ与えましょう。つまり、老いない上に寿命の上限がなくなりました」
「優璃の能力の劣化版ってことか?」
まあ、普通そういう反応になってしまうだろう。説明もしてくれているから、何か隠し効果でもない限りはただの劣化した能力ということになってしまう。
「ええ、あなたは地球での行いが良くなかったのでその罰です」
「うっ、それを言われると...」
彗、何しでかしたんだろ?私の見ていない所でコソコソしていたのか?
「ああそうそう忘れそうでしたがお二人は戦闘時以外は半径2m以上離れられないようにしておきますね」
「「はぁっ!!」」
なんじゃそりゃ、とんだドン引きルールじゃないか...
「何か問題でも?」
問題しかないよ。女神さん、笑顔が邪悪だ...はぁ。
「まぁ、私は構いませんが彗はどうなの?」
私はまあなんとかなる。問題は彗だろう。
「ふざけんな!なんでー
「問題ありませんよね!?」
「...はぃ」
うわぁ...何だろう、流石に引いたよ。
「では、二人の了承も得たことですし、早速転送しますね」
はぁ、やれやれだぜ。彗が可哀そうなことになっていたし、異世界では気を使ってあげないとな。
次回予告 いよいよ異世界に突入だー!!
いかがでしたか?
素人作品なので悪しからずお願いいたします。
もしよろしければまたご覧になってください!