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わたくしの異性界記  作者: 時雨ンれん
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第2ページ これがなろうってやつか!

なろうのためのなろう作成をしております。




「う、うぅ...ここはどこだ?」


目が覚めると、ここはどこまでも澄んだ青い空間。


どうしたって見覚えのない場所にいるのやら、訳の分からない状況だ。


「漸く目が覚めたようですね♪」


この感じは...妙な既視感にみまわれるのは何故か...?


まあ、それもこの目の前にいらっしゃる方が女神オーラをプンプンさせているからなのだが...


「おはようございます。私は誘居 優璃(いざない ゆうり)と申します」


「あらあら、そんなにかしこまらなくてもいいのですよ?」


存ぜぬ方であるからついつい固い対応になってしまった。流石にもう少し砕けるか。


「そうですか、まあ、あの、ここについて聞いてもいいですか?」


「今位の言葉遣いでいいですよ、そしてここは...「ふぁーぁあ!ん~、ねむいっ」


なんか変なのがいたぞ。にしても、タイミングよく大あくびをするもんだな。回答してもらえてないじゃないか。


「あれ!彗すいもいるのか」


彗、本名は朝日 彗(あさひ すい)で私の幼馴染の女子だ。なんやかんやで一番付き合いの長い友人でもある。


なんで彗がここに?まさか、一緒のタイミングで死んだなら何処まで腐れ縁なんだって話だが。




「おや、漸くあちらも目覚めたのですね」


「んん...何処?ここ...」


まあ、普通そうなるよな。私は何となく察せているが...


おそらく、これは死後の世界的な何かだろう。


「うん、二人とも丁度良くいらっしゃるのでまとめて説明させていただきますね」


女神らしき人(神?)が言った瞬間に彗がこっちを見て驚いた顔をしていた。


「な、なんで優璃がいるんだよ..?!」


「いちゃいけねぇのかよ...死人じゃあるまいし。あ、ここ死後の世界だったわ」


彗は心底驚いた表情を浮かべている。彗があんなに表情筋使うの久々だろうなと下らないことを考えた。


「まあまあ、彗さん、落ち着いてください。優璃さんが言った通りここは死後の世界です。察しが良くて助かります」


仮称女神様はそう言ってこちらにお辞儀をしていた。


彗の方を見やるといつもの真顔に戻っていた。彗は真顔か面倒くさい顔しかほぼしないから、まあ、たまに怒ったり、笑ったりもあるがあれはレアケースだ。


「それでは、この下りは読者がもう飽き飽きな展開なので話を進めましょう」


なんともメタい...私も人のこと言えないから良いか悪いかは読者様にお任せしよう。というかどうせまだまだお約束のパターンは続くんだけどな。


「先ず、あなた方お二人には地球とは別の世界に転生していただきます」


そうそう、これで転生ボーナスとかもらってチートイエイってなるんだろうな。


「あ、そうそう、転生する世界は魔王とか巨悪の根源等の危険因子はおりませんのでご安心くださいね」


あれ、それでいいのか?転生者って、チートでいい思いするか苦汁を飲まされるの二択しかないものと考えていたのだが杞憂だったのか。


「お、おい!さっきから聞いてれば、転生とかどういうことだよ!」


あー、そうだった。彗はゲームこそすれどアニメとかラノベはあんまし見ないんだった。状況に置いてけ堀になってしまっている。


それにしてもどうして同じタイミングで亡くなるもんかねぇ。


「おや、彗さん、あなたはこういうのに余り興味がおありではないのですか?」


「ちっ、まあいいよ。それで、あたしはどうすればいいの?」


『舌打ちなんて行儀が悪いぞ。』とは言いずらい雰囲気なんだよな...さて、どうなるものか。危険因子がない世界に送り込まれた所で特に成すことはありはしないようなきがするが。


「これからあなた方に出向いて頂くのはワタシが最近創造した(つくった)世界のテストプレイヤーとしてです。危険因子は設定しておりませんが万が一のこともあり得ます。世界中を回り確認をお願いいたします。そして世界として問題ない水準に達したと神々の判断が下された時、その世界は試作から実用化されます」


え、なんだと...?!おいおい、まさかそれって...


「おい、それってあたしたちを実験台にしようってのか」


彗は『信じられない』といった態度だ。まあ、今回のは私も予想外だったので動揺してしまった...


神のすることだからぶっ飛んでいてもしゃーなしだな。


「ふふふ、彗さん、どうやら優璃さんはどうやって亡くなったのか覚えていらっしゃらないそうですよ?」


何やら含みがある言い方だな。私の死に何か関係があるようだけど、うーん、思い当たる節がない。気づいてないだけかもしれんが、それはおいおい分かるだろうっ。


「...っえ?」


こちを見てばつの悪い表情をしている。ん?本当に何かあったのか?


うーん、分からない。まあ、しょうがないし一旦置いておいても良さそうかな。










― 彗 side ―




気が付けばあたしは知らない空間にいた。見渡す限り青一色のこの空間はどこか幻想的でもあった。


そして、何故かあたし自らの手で葬った筈の大嫌いな幼馴染がいたのだ。


 更に、その大嫌いなのと一緒に異世界転生とやら(あたしは良く知らないけど)をしろと無茶振りをしてきたのだ。


『あんな堂々と殺しておいて今更どの面して合わせればいいのかも分からないってのに...』


と心の中で困惑していると説明で聞き捨てならないことを言い出した。なんでも、あの神とかなんとか思わせるナニカは、世界を作ったからテストをしてこいという主旨だった。即ち実験台、人間がモルモットを使うように使われるってことだ。


文句を垂れてやったら爆弾発言登場。なんて言ったと思う?





「ふふふ、彗さん、どうやら優璃さんはどうやって亡くなったのか覚えていらっしゃらないそうですよ?」




「...っえ?」


な、なんだって?覚えて、ない。今確かにそういったな。


ていうか、(こいつ)脅してきやがった...『ばらされたくなかったら黙ってろ』ってことなんだろうな。


こんなこと引き合いに出すんだ、どうせ強制的に転生とやらはさせられるんだろうな。なら覚えてないのは有難いことではあるけどよ。


何事もなければ...もう起きてるか。それでも無事に終わると思うしかないか。




これってもしやフラグか?


はぁ~、だるいなぁ












今回はあたしで〆させてもらうからな!


次回もよろしく。 わたしは読者様はす...好感が持てるからな//


ふへへ、楽しみにしててくれよな

女性の心は分からないにもかかわらず書いておりますので悪しからず。

滅茶苦茶になっているのを逆に楽しんでいただけると幸いです。

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