表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/16

……ヤ……ク……ソ……ク……

健康的美少女が音頭をとってワタシの【成仏作戦会議】が始まった。

アキラちゃんはワタシの発言を全て伝えてくれた。

その度にワタシの意思を取り入れて会議は進む。

時々おふざけが入りながら楽しい時間を過ごした。


今回の四人は前回の四人と違いワタシの話を聞いてくれる。


家族以外でこんなに話をした覚えがない。

自分の名前すら思い出せないくせに、そう感じた。

顔が思い出せない四人組が頭へ浮かぶけど、今の四人組が記憶を上書きしていく。

最高に楽しい時間。

気付けば自分も心は小学生へ戻っていた。

だけど楽しい時間はいつまでも続かない。

陽が傾き始めると、小学生らしく、四人は家へ帰ってしまった。


昨日までのワタシを救って。

今日のワタシへ孤独を残して。

明日の約束をワタシと交わして。


長い長い夜を過ごす。

家へ帰るであろう人達は誰もワタシに気付かない。

どんなに呪いを込めて挨拶しても気付かない。

アキラちゃんだけがワタシを見つけてくれた。


誰もいない駅のホームでアキラちゃんの事だけを考えて過ごす。

駅から出られるのなら、今すぐアキラちゃんの枕元へ行きたい。

こんなに朝が待ち遠しい夜はなかった。


朝。

電車を降り急ぎ足で改札口を通る人々へいつもの挨拶をしながらアキラちゃんを待つ。

来ない。

きっと次の電車だ。

待つ。

来ない。

次だ。

来ない。

次こそ。

来ない。


やがて電車からホームへ降りる人はほとんど居なくなる。

約束したのに……

明日も会う約束をしたのに……

あきらチャンハ絶対来ルト約束シタノニ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 何かあったの……でしょうか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ