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03・お人好しで、腰の低い、影のうすい神様(主人公)




「お人好しで、腰の低い、影のうすい神様(主人公)」

投稿日:2017年10月16日 10時32分 改稿日:2017年10月18日 23時56分


 八百万の神々の国、日本で神様をやっていた赤鞘。

神々の中でも力が弱く、下っ端の神様だけど、真面目で丁寧な仕事ぶりを認められ異世界からヘッドハンティング。

 でも任された土地は、曰く付きの荒れ地。

 一つの土地を巡って、国家規模で人間たちの思惑が錯綜するけれど……。


 神様サイドも人間サイドも、とんでもない力を持った者たちばかり。

 そんな彼らが走り回る中、事の中心にいる神様・赤鞘といえば、黙々と土地を整え続けます。 

 小心者で、お人好しな、優しい優しい神様、赤鞘。大事件が起こっている真っ最中のはずなのに、まったり、ほのぼのと物語は進みます。


作品タイトル:神様は異世界にお引越ししました

作者:アマラ


*****




 久しぶりに見直して思ったのですが、タイトルがディスっているように見える、かもしれない?

 まったく、そんなつもりはなかったのですが、どうでしょうか。

 また、このタイトルで興味を引けるでしょうか?


 ちょうどこの頃、私は「なろうテンプレ」でよく見かけた主人公が肌に合わず、こんなタイトルにしました。こう、異世界の人々にマウント取ってくる、ハイファンタジーの男主人公と価値観があわなかったんです。

 異世界の人たちに対して愚か者め、と冷めた目を向け、断罪したり、見捨てたり。(え、そんな些細なことで悪者、敵扱いなの?)

 主人公が説教臭いというか、度々たびたび、上から目線でいろいろ異世界の人々をさとし始めたり。(穏やかな物言いなんだけど、遥か上から下々の者に優しく、素晴らしいことを教えてあげている感じ。でも、助言の内容はそこまで御大層なものじゃない)

 なんか、読み続けるのがしんどいなぁ、とブクマ解除を大量に行い、読むものがなくなってきた頃だったはず。


 だから、人当たりが良くて、小心者で、ちょっと頼りない感じの主人公にはすごく癒やされました。癖のある、欠点もある異世界人たちでも、良い点をちゃんと認めているというか……。

 こういうのが欲しかったんです! という、感じで、思わずレビューを書いた……ような気がします。よく、覚えていませんが。


 だから、タイトルでは感情のままに叫びました。

 私と同じく、マウント取り主人公に辟易している方! ここに、謙虚で優しい、我の強さのない、素晴らしい主人公がいますよっ! しかも、実はすこい有能っ!!! と。


 この作品は、キャラも設定も、ストーリーも。どの点でもおすすめできるので、もっと、違ったタイトルでも良かったかもしれません。ですが、あのときの私にとって、一番重要なのは、主人公のあの性格だったのだと思います。

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