02・お約束と決めゼリフがスゴイ
「お約束と決めゼリフがスゴイ」
投稿日:2017年08月29日 04時51分 改稿日:2017年08月29日 05時00分
二千年前の戦乱を生きた最強の魔王が、平和な現代で無双する。
何事にも動じない、穏やかで堂々とした魔王さま。周囲が好意や悪意で騒いでも、どこ吹く風。たとえ目の前に障害があったとしても、のんびり踏み潰していきます。
お決まりの展開と決めゼリフが効果的に使われていて、いつも楽しみにしています。
お約束、と分かっていてもうまく不安を煽られ、意表を付く形で決めゼリフがやって来る。これが連続しているのに、飽きさせません。
敵の策略は最後まで目的が分からず不気味で。いつも非常識(二千年前の常識?)な魔王さまの行動は読めず。驚愕と爆笑が続きます。
作品タイトル:魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~
作者:秋
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これも前回と続き、読んだ後のハイテンションで書きました。
このサイトで、大声で「面白い!」「読んで!」と叫びたかったので、勢いで投稿。
投稿日と改稿日の時間を見ると、頭がおかしいですね。
たぶん、面白すぎて深夜まで読んで、その後、この文章を書くために徹夜をしたのでしょう。たしか、空いている時間は全て使っての一気読みだった気がします。
これを読んだ感想は、タイトル通り。
読み終わった後は、タイトル通りの感想で頭がいっぱい。
お約束、決めゼリフ、というと『水戸黄門』を連想するのですが、あれが長寿番組なのには理由があるんだなぁ、と理解しました。
お約束は安心感があるので、軽く読めるのが良いのですが、退屈になりがち、と思っていました。けれど、決めゼリフ。これが決まった時の快感はくせになる、ということをこの作品で知りました。この二つの組み合わせは最強です。
しかも、この作品は「本当にこんな状況でお約束、決めゼリフにたどり着けるの?」と不安を煽るのが本当にうまい。
計算づくなのか、天性の才能なのか。どちらにしろ作者は天才だと思います。
それはともかく、前回と今回、私のレビューの書き方は同じようです。
★タイトル
→作品を読んで、自分が最高だと思った点
★本文
→ネタバレしないあらすじ、大筋
&この作品において、「私が一番、優れていると思った」所の解説。
つまり、タイトルについて仔細に語ったもの。
特に際立った工夫はないですね。
こういったタイトルで、ひと目を引けるのかどうかが気になるところです。