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えっ? 神族ですか?  作者: モモン
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1話 異世界転移!?


新しく始めた『えっ? 神族ですか?」は前回の作品のような、曖昧な設定ではなく…バリバリ設定を作りましたので、レベルは上がっていると自負しております!



これからも宜しくお願いします!



 変わらない日常…


 いつものように、学校に行き、席に着くと同時に、俺はうつむせになり、眠る。


 眠ろうとする中、いつものように、クラスメイトの会話が聞こえてくる。


 相変わらず、ガヤガヤとうるさい。


 まったく…静かに寝かせてはくれないものだろうか…。


 まぁ…でも騒がしいのは、仕方のない事だとも思う。この年頃…それも高校2年生、奴等は自分をつまらない人間と見せたくない、のか分からないが…つねに笑い…騒ぐ…。


 俺から見たら、奴等が滑稽に見えて仕方がない。


 勿論、俺にも友人はいるが…ここまで酷くはない。


 つねに、周りを気にし、自分が目立つように、立ち回り…自分より、下の者を見下し…あざ笑い、優越感にしたる。



 実にくだらない。…と、俺は常に思う。



 おっと…寝ようとしていたのに、くだらない事を考えてしまっていた。



 HR(ホームルーム)まで後、15分…これだけあれば、少しは眠れる。



 俺はバックから、耳栓を取り出し眠りについた…。

 


 俺はこの時、教室の床から、突然現れた…眩い魔法陣とクラスメイトの悲鳴に気づかなかった…。



 ***




 俺は友人達と、笑いながら…話していると、突然眩い光の模様が現れた。



「な、なんだ!?」


「悠真君! なんだか私…怖い…」


「クソッ! 動けねぇ!」


「皆落ち着くんだ! 必ず俺が助ける!」


「異世界召喚キターーーー!!!!」


「フッフッフ! ついに…! ついに…! 俺の時代が…来る!!」


「キャーーーーーーー!!」



 僅かな浮遊感の後に、風が体にあたる。


 ゆっくりと、目を開けると…目の前には草原が広がっていた…。


 そこには、草原を駆け回ったり…気持ち良さそうに寝ている動物達も見えた。



 うちのクラスにも、草原で()()()()()()()()いるが、あいつはいつも寝ていて、名前も覚えていない。



『よく来た、地球人よ』


《!?》


 突然辺りに、声が響き…顔を向けると、真紅な瞳に立派な足に、背中まで伸びている立派な角を生やした、白銀の体毛の鹿が目に入った。


 余りの美しさに、誰もが声を出せずにいると、再び…どこか威厳のある声が響いた。


『汝らが、混乱する気持ちは、分かるつもりでいる。…だが、あいにく時間がない、許せ。私からはこれから、勇者として異世界に召喚される、汝らの為に1つだけ欲する力を授ける事になっておる。』


「召喚? 貴方はいったい…ムグッ!?」


 開いていた口が急に閉じ、開こうとするが…まったく動かない。


『時間が無いと言ったであろう? 詳しい説明は汝を召喚した者達からされるだろう。私はこれから、命の危険が身近にある世界に適応する為に、力を授ける。

 汝が欲する力頭に思い浮かべるのだ、さっすれば、私が授けよう』


 皆が顔を見合わせる中、オタクと言われる人達は…目を閉じ…。


「おお! やった! 本当に魔眼が手に入ったぞ!?」


「グフフフ…暗根(クラネ)殿は魔眼ですか! 拙者は魔法(全)ですぞ! 無双しまくるでござる!!」



 そんなオタク達の反応を見て、他のクラスメイト達も目を閉じ出した。



 俺も皆に続き、目を閉じた。


 俺が欲しいのは、皆を守り、皆の光となること…困っている人がいるのなら、俺が…全てを守る為に力が欲しい。俺が皆導くために!



『ユニークスキル:光の勇者』を獲得しました。


『ふむ…この中から勇者が()()誕生したか…。後は…そこで寝ている者か、私の前で眠るとは何もと図太い者よの…」



 大きな鹿は寝ているクラスメイトに、近づくと頭と頭を触れると、微かな光が漏れしばらく経つと閉じていた眼を開くと…鹿は、どこか面白そうな雰囲気を漂わせていた。


『クックック…。これで全員に力を授ける事が出来た、その力を何の為に使うかは、汝等しだい…だが…夢夢忘れるな。禁忌に触れるならば、私は再び汝等の前に現れるだろう…敵として…な…。』



 鹿の言葉と、同時に俺達は上から落ちてきた光の柱に引っ張られるように…その場から姿を消した…。




「やっと喋られるようになったか…」


 今も光の柱は俺達を、違う世界へと運ぶように伸びている。


 目の前には宇宙が広がっていて、とても幻想的に見える。


「綺麗だね…悠真君」


「そうだな…こんな状況じゃなかったら、素直に楽しめたと思うんだけどね…」


「確かに、光景はスゲェと思うが…」


「あら、脳筋の陸(くが)でも、この光景には興味示すのね」


「なんだと百鬼(なきり)!」


「もう〜やめようよ〜、悠真君も笑ってないで一緒に止めてよ〜」


「いやいや、悪いね水花(みずは)…こんな、わけの分からない場所に連れてこられても、皆が変わらずにいたものだから、何だか可笑しくて」


「確かにそうだな」


「そうね」


「あははは…」



 僕達の様子を遠くから、見ていたクラスメイトもどこか、心に余裕が出来たような顔をしていた。


「皆! これから俺達は違う世界に行く事になる! だが皆の力を合わせれば、どんな困難にもきっと打ち勝てると俺は信じている! もし、危なくなったら必ず俺が皆を守ろう! 勇者として!!」







勇者の名前は『東堂(とうどう」悠真ゆうま』で主人公じゃないからね


寝ているのが主人公だからね!←ここ、大事!

名前は瓜生うりゅう将吾ショウゴ

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