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神に愛された子供たち  作者: 七星北斗
改稿前の内容です。 19~削除予定。
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23 失って得るもの

 情報を集めていくうちに闇営業は義賊である事がわかった。


 貧しい国に学校や病院を建てた偉人として名を馳せている。


 夕方になり傭推が焦った様子で帰って来た。


 狂花は庸推に近付き


 庸推を殴った。


「貴様今まで何処に…行っていた?」


 悲しげな顔で深く謝った庸推はアジトの場所を報告した。


 そして、神殺しメンバーは早々と動き出した。


「ミ………ナ……サ……」


「私は死んじゃったんだ、でもここは何処だろう?」


「何だか暖かい」


「やっと目が覚めたようだね」


「誰ですか?」


「そうだね、私は君達に神と呼ばれていた存在だ」


「今はもう殆ど力を失っている」


「君達にお願いがある」


「私が君に力を与える代わりに神を倒してくれないだろうか?」


「君には命を与える」


「それと私に残った最後の力を与えよう」


 ミナサは頷いた。


「ありがとう」


 ミナサは自称神にお礼を言われ驚いた。


 姿の見えない自称神は笑った気がした。


「もう時間が無いようだ」


「忘れないでくれ」


「必ず◯◯を倒してくれ」


 ミナサは薄れゆく意識の中でその名を刻まれた。


 狂花は闇営業のアジトの古びた洋館に辿り着いた。


「おやおや、早かったですね」


 呪術製造は下卑た笑みで


「今度は手加減は致しません」


 サヤは前に出ると


「ここは私に任せて下さい、私はもう負けません」


 狂花は頷き


「任せた、行くぞお前ら」


 狂花達は振り返る事なく、洋館の中に入った。


 洋館の中は中央に螺旋階段、左右に地下に降りる階段、奥に三つの部屋。


 どの場所からも気配を感じるので、それぞれ分かれて白馬を救出に向かった。


 中央の螺旋階段には狂花、ハル。


 左の地下への階段には凪沙。


 右の地下への階段には柘榴と雫。


 奥の扉の左から一番目がUNA、二番目が傭推、三番目に輝が入った。


 雷空は赤羽にあの少年をどうするか疑問を口にする。


「約束どおり彼を欲しがる依頼主に引き渡すつもりです」


「これでまた貧しい国に学校や病院が作れる、赤羽は高揚感を覚える」


「その前に怪物(かみころし)たちを駆逐せねばなりません」


「ですがこの戦いで私達は死ぬかもしれませんね」


「彼らは眩しすぎる、眩しすぎる光は他の輝く星々を見劣りさせる」

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