表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神に愛された子供たち  作者: 七星北斗
改稿前の内容です。 19~削除予定。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/74

7 遠征前の下準備

 模擬戦の閉幕から、白馬が目が覚めたのは二日後のことだった。


 瞼を開けると、そこは病的なほどに白く染められた部屋で、僕は眠っていたようだ。


 ベッドから身を起こして周りを確認をすると、白馬を心配そうに見つめる傭推と目が合った。


「やぁ、白馬君。お目覚めかい?うちの医療班は優秀だから、もう痛くないでしょ?」


 怪我?そう言えば、ボスにぼこぼこにされたような?


「痛くはないですが?何だか記憶が曖昧で?」


「まあ、あれだけ派手にヤられれば、記憶をなくすよね」


 少しくらい手加減してくれてもいいのに……。


「それはそうと、お目覚めしたばかりで悪いけど、ボスが話があるそうだから呼んで来るね」


「あ、はい」


 話ってなんだろ?また何かの厄介事に巻き込まれないといいけど。


 傭推はそう言って部屋の外へ消えた。二十分後…。ドアが開いて狂花が入ってくる。


「黒水、元気ー?」


 手をブンブン振りながら入ってきた。白馬はゲンナリしながら模擬戦での不満を言う。


「模擬戦ですよね?僕を殺す気ですか!少しは手加減して下さい」


「殺す気なら死んでるよ。それより、聞きたい事があるんだろ。えーと、確か私のスリーサイズだっけ?上から84の…」


 白馬は顔を真っ赤にしながら、慌てて否定の声を上げる。


「違います。僕が聞きたいのは、神についてです。ボスが知ってること全て教えて下さい」


「違うのか。まあ、良いけど。私の知ってることで良ければ教えてやるよ」


『まず、神とは運、才能、畏怖による創造、権力、徳の高い存在が崇拝されることによって生まれる』


『神とは奇跡による神格化、いわゆる偶然である。更に言えば運によるものだ』


『例えば、火を発明した人間が崇められるように、理解を越えた存在に対する畏怖の念を抱くこと、それすなわち神であると』


『大昔では、王や英雄を神格化する時代があった。神が敗れると悪神または邪神となり、勝利したモノが新たな神になる』


『私達の敵は、畏怖による創造によって生まれた神だ』


『畏怖による創造をわかりやすく話せば、小さい頃にトイレに行くのが怖いと感じたことはないか?』


『人間は闇に恐れ、光を称える』


『夜道を歩いて、暗闇に何かがいる、それを怖いと感じる。それも畏怖による創造だ』


『更に言えば、人間は自然という圧倒的な存在を感じ取って神は生まれた。これもまた畏怖による創造である』


『現代神は宗教における様々な神が居て、互いに信じる神が絶対であり、それ以外は悪神だと考える』


「私達の敵を簡単に話すと、いくつもの想像の集合体による神と戦うわけだ」


「でも、そんな敵に勝てるんですか?」


「勝算は無いかもしれない。しかし、挑まなければ負けはない。だが、勝つ事も出来ない」


「確かにそれはそうですが……」


「不安になるのはわかる。だから神の子を集めながら、お前には限界を越えてもらう」


 限界を超える……この人簡単に言ってくれるなぁ。


「だが、その前にアンナプルナへ遠征に行く」


「遠征?僕が付いていって大丈夫なんですか?」


「もちろんお前を連れていくにはまだ早い。そのために遠征に行って大丈夫なレベルまで、お前には死ぬほど修行をつけてやる」


「……努力します」


「うん、頑張れ。今日はとりあえず、飯食って休め。明日から修行だ。私は寝る」


 狂花はそう言って部屋の外へ消えた。


 もし、ラノベやアニメの主人公なら、こんな時どうするんだろう?


 僕は神について、もっと知らなければいけない気がする。


 だけど、今はもう少し寝よう。白馬は布団を被り、眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ