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神に愛された子供たち  作者: 七星北斗
改稿前の内容です。 19~削除予定。

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34 罪と罰

 夜になり白馬が寝てから一時間が経過した。


 寝ている白馬の鼓動が早くなる。


 何かに見られている、殺気のようなものを感じた。


 汗が吹き出し、白馬は目が覚める。


「やっと起きてくれましたね、せぇーーんぱい」


 静香は白馬の顔を覗き込んでいた。


 白馬は驚きと焦りで混乱していた


「何のつもりだ?」


「そうですね…初めて見た時からずっと貴方が好きでした」


「嘘つくな」


「バレちゃいましたか」


「テヘペロ」


「怒るぞ」


「睨まないで下さいよ、話しますから」


「大事な話なのでちゃんと聞いて下さいね」


「罪には意識的罪と無意識的罪がありますよね」


「人は殺す気があったから人は死ぬ」


「罪を軽くする為に殺す気がなかったって言うクズがたくさんいるでしょ」


「衝動的に殺してしまった場合もその衝動は人を殺す事を理解している」


「殺すという意識があるから人は死ぬ」


「しかし例外もあってですね」


「それは偶然的罪」


「偶然により人が死ぬ事もある」


「私の父は罪を侵したクズ共を里の任務で始末するのが仕事だった」


「ある日、自分の子供を虐待して殺す夫婦がいました」


「更に生まれた子供を虐待していた」


「その子供が鈴谷大河だった」


「父はその夫婦を殺した」


「その後、鈴谷大河は父を追いかけるようになり」


「無理やり弟子入りをして、里にまで入り込むようになった」


「そして鈴谷大河は恩のある父を殺して、里の禁術書を盗んだ」


「今ではただの殺人鬼として嘲笑う死神と呼ばれています」


「先輩、私はどうしても大河(アイツ)を殺したいんです」


「だから力を貸して欲しいんです」


「先輩ならこの気持ちわかりますよね?」


「親を失った先輩なら」


 白馬の両親が神の病により死んだ日を思い出す。


 白馬は吐き気を抑えながら、荒く呼吸を繰り返す。


「僕は正義や悪とかよくわからない」


「しかし君の父親が人殺しだと言う事はわかる」


「どんな理由があれ、君の理屈を借りれば君の父親はクズだ」


「どれだけ大層な正義を掲げても人殺しは人殺しだ」


「先輩ならわかってくれると思ったんだけどな…」


「でもさ、殺人鬼を野放しにするわけにはいかない」


「僕に出来る事なら力を貸すよ」


 静香は目を見開き問いかける。


「本当ですか先輩、嘘なら許しませんよ」


「困ってるやつを見過ごせないよ」


 静香は白馬に近寄り、白馬の頬にキスをする


「お礼の前払いです、ファーストキス何ですからね」


 静香は顔を赤くして


「それじゃあ先輩、お願いしますね」


 静香はテンパって壁にぶつかり、痛そうに部屋を出ていった。


 白馬も少しモヤモヤしながらも寝る事にした。

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