時代を超えて(200文字小説)
平成生まれの娘が今年の夏に出産する。
先日、新元号が発表された。
生まれてくる子供は令和生まれだ。
「すごいよね」
何がすごいのか…。
「だって、三世代みんな元号が違うんだよ!」
なるほど、昭和〜平成〜令和の三つの時代を担う三世代になるわけか。
「時代を担うって大袈裟だよ」
娘はそう言うが、こうしてそれぞれの時代を繋ぐことが子孫繁栄の大義ではないのか。
「お父さんって、ホント、大袈裟」
仏壇の写真がパタリと倒れた…。
平成生まれの娘が今年の夏に出産する。
先日、新元号が発表された。
生まれてくる子供は令和生まれだ。
「すごいよね」
何がすごいのか…。
「だって、三世代みんな元号が違うんだよ!」
なるほど、昭和〜平成〜令和の三つの時代を担う三世代になるわけか。
「時代を担うって大袈裟だよ」
娘はそう言うが、こうしてそれぞれの時代を繋ぐことが子孫繁栄の大義ではないのか。
「お父さんって、ホント、大袈裟」
仏壇の写真がパタリと倒れた…。
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