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かべのこ  作者: コズ
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突発



カシャン!


突然かべのこの足元に冷たい旋律が走る!


…チャリ…チャリ


男は重りの付いた足枷をかべのこに付ける。

手枷に足枷を付けられたかべのこは、まさに奴隷の姿になった。


「壁を使って穴をふさげ!」


男はかべのこに命令する。

かべのこの前には空間に浮かんだ黒い穴が悠然と口を開いている。


「はやくしろ!!」


男はきつい口調でかべのこに命令する!

王様からの命令ということもあるが、魔法の国はこの穴から出てくる化物に手を焼いてるのが現状なのだ。


穴はどんどん時間が経つにつれて大きくなってきている。そうなると化物もより巨大になるだろう。


そうなると魔法の国にとって脅威な存在になるのは目に見えている。


だが、魔法の国の状況を全く知らないかべのこには何のことだかわからない。


・・・しかし


身動きが出来ない状態、目の前には自分の身長くらいの大きな穴、自分に命令する男。


この3つの状況から自分は目の前の穴をふさぐのだと理解した。


そして、それは自分が生きてる限りずっと続けることも理解してしまった。


(…ここが私の新しい場所)


深くて暗い森の中、ここが新たな自分の居場所になるのだ。


かべのこは黒い穴に手をかざす。

魔法で壁を出したのはは幼き頃に1回だけ。

それ以来は使ったことがない。


かべのこはその頃の記憶がポッカリ空いてしまっている。壁を出した事以外はなぜか思い出せないのだ。


(奴隷としての記憶は沢山あるのに…)


「さあ!はやく壁を出せ!」


再び男の罵声が飛ぶ!

感傷に浸ってる場合ではない。さっさとやらないと痛みを与えられてしまう。


この行動が間違って無いことを信じながらかべのこは穴の前で魔法を唱える。


その瞬間!


ガシッ!


「!」


穴の中から黒い手が伸びかべのこの腕を掴んで穴の中に引きずり込んだ!


いきなりの出来事に男も立ち尽くすしかなかった。



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