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かべのこ  作者: コズ
10/20

記憶



「・・・・」


「・・・・んっ」


気を失っていたのだろうか?

横たわっていた身体を起こして目を覚ましたかべのこ。


一体何が起こったのか?

いきなり黒い穴から黒い腕が伸びてきて自分の腕を掴んだ。そして穴の中へ引きずり込んだ。


周りの状況を確認する為にキョロキョロと辺りを見回す。


(・・・黒い)


かべのこの周りの景色は全てが黒かった。

暗いなどではなく黒。全てを飲み込むような漆黒。

まるで暗闇の箱に閉じ込められたみたいに…



「目が覚めましたか?」



背後から声がする、どうやら自分へ語りかけてきたのだろう。かべのこは声のする方へ振り向いた。


「!」


…化物がいた


黒い闇の中に黒い化物がいた。

黒い空間にいるはずなのに、その黒い化物ははっきりわかる。


「・・・アッ」


思わず声が漏れる。全ての感情を遮断してきたかべのこだったが、あまりの衝撃に思わず後ずさる。


「あなたを待っていたのですよ…あなたが来るのをずっと待っていたのですよ」


かべのこをよそに黒い化物はかべのこに語りかける、冷たい声が黒い空間に響く。


「・・・・」


…この声…嫌じゃない


化物の声の内容は理解できない。

でも、どうしてだろう…かべのこには化物の声に不思議な温もりを感じていた。


「あなたは心を閉ざして生きてきましたね。とても辛く苦しい日々を生きてきましたね」


「今から、あなたの呪縛を解いてあげます」


そう言うと化物はかべのこの頭にそっと黒い手を乗せた・・・



















「いやあぁアァあぁッっ!!!!」



断末魔をあげるかべのこ!


黒く閉ざされていたかべのこの頭の中の記憶が開かれる!

全ての点が一気に線になる!その衝撃が一気に脳の中を駆け巡っていく!


・・・それは



























トテモ…トテモ…ツラクテ…オソロシイ…キオク



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