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しるし(詩集)

わたしだけの道

作者: さゆみ


なめらかな道を歩く

ずっと先が蜃気楼みたいに

ゆらゆら逆立ち

なあんにもなくて

石ころさえなくて

だあれもいなくて

猫だって通らない


もちろん一人で歩く

わたしの道だから

誰とも共有しない

暑くなくて寒くなくて曖昧な温度で

追い風もなくて

向かい風もなくて

せめて微風は吹かせましょう


すっごくつまらないけれど

すっごくおもしろい

ほんとうはもっと激しい道が好き

高低差にはぁはぁしたり

信号やスクランブル交差点や

落とし穴や追手が迫ったり

スリルとサスペンスが付き物のはず


今だけはそうさせない

わたしだけの道だから

わたしが決める

だってこの穏やかな苦しさが好きだから

しんみりと爽やかさを感じられるから

その内そおっとこの道は

消してしまうのだから


時間の修正が終わるまでは

発展を望まない

わたしだけの道

だあれも通さない

涙だって通さない

わたしだけの道

わたしだけの恋




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― 新着の感想 ―
[一言] 毎日は静かだけど、恋には情熱的なのが伝わってきました。好きな人に告白するのは勇気が要りますが、作者様の恋への接し方に共感します。
2013/11/06 23:34 退会済み
管理
[一言] お久し振りです。聖魔光闇です。 最近、感想を残せず申し訳ありませんでした。 しかし、今日(今?)わかりました。 さゆみ様の詩は、平たいんですね。平ら。悪く言うとノッペリしているんですね…
[良い点] 颯爽とした詩ですね!
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