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N高徒然記  作者: 電球
1/8

プロローグ

※投稿第三作目、初めての長編に挑戦(する予定)です。

拙作『私はイモムシ』と話が連動しています

興味が沸いた方はこちらもご一読いただけると大変有難いです。


ある日、俺が教室に入ると、川田という女子の頭の上にイモムシが乗っかっていた。

意味が分からない。


「よう、今日からお前のあだ名はイモムシ女な」


そう言って川田の肩を叩くと、突然あいつは切れた。

一瞬の隙をつかれた。

気がつくと俺の視線は空中を半回転している。


(こりゃあ、内股だな)


地面に叩きつけられる。

川田の啖呵が聞こえた。


「おんどりゃ、今なんてぬかしたボケ!!あ?イモムシ?どっちがイモムシや?お前か?うちか!?あ?」


意味が分からない。

俺は泣きたくなった。


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