表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トラッソレーシング サッカーからレースの世界へ。  作者: 銀乃矢
エピソード7「夢見た景色」
18/21

奇跡の連鎖は止まらない。Part1

日曜日、決勝。


過去最高に優勝を狙えるポジションからスタートする。


「峰原さん、1コーナー気をつけてくださいね。密集して突っ込むとかなり危ないです。」

「それは俺としても承知してるよ。」


「それと、今回はもてぎでの3位でハンデピットタイムが加算になります。」

「5秒だっけか?」

「そうです。」

「それだけお願いします」

「はいよ」



その会話を最後に峰原はマシンに乗り込む。


そして、マシンを準備したメカニックたちがピットに退避していく。

そのあとすぐにエンジンが始動する。


ぞろぞろとフォーメーションラップへとマシンたちが走り出していく。


『峰原さん、タイヤの温度注意してください。今の時期あまりタイヤに熱が入りにくいので』

「わかってるよ。大丈夫。」


そう答えたあとフェラーリを左右に揺さぶる。

ウィービングという行為。

これでレーシングカーたちはタイヤに熱を入れ、タイヤが機能するようにさせる。



そうして全車が1周を終え、ホームストレートに戻ってくる。


最終決戦の幕が上がる。

全車が一斉にレーシングスピードまで加速する。


そして迫る1コーナー。

ここでトラッソレーシングは大外刈りを見せ、首位に上がってみせた。


ピットでは拍手が上がる。

「いきなりオーバーテイクかぁ…峰原さんおったまげたな…あのコーナーで行くなんて」


そこからトラッソレーシングはリードを広げ続ける。


気づけば2位とのタイム差は9秒ほどになっていた。


そしてこのタイミングでレースが一気に動く。


後続のGT4クラスのポルシェがヘアピンで姿勢を崩し、そのままスポンジバリアに激突。




このマシンの撤去のためにセーフティーカーが導入となる。

『峰原さん!この周!この周!』

「OK!!」


セーフティーカー出動が宣言される2秒前にピットレーンに滑り込んだ。


すぐに作業が始まる。

もう彼らにとっては慣れたものだ。


今回は5秒のハンデが課せられているため少し余裕を持って作業を行う。


それでも彼らは4秒残しで作業を終えた。

今年の始めでは考えられない進化だ。


作業が終わり、コースへと戻っていく。


セーフティーカーが出動している間に作業が行えると作業でかかった時間のロスがかなり減る。

それが今回トラッソレーシングを味方した。



コース復帰時で2位。あと1台また抜き返せば1位だ。


秋山はセーフティーカー先導終了後、オーバーテイクの決行場所を考えていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ