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FPSの廃ゲーマー(仮)  作者: 山岳地帯
3/8

第2話 初試合 前編

投稿が遅れ申し訳ございません。











さて無駄にでかい城に来たわけだが、

中に入ってみると目に飛び込んできたのは豪華な内装だ。


ギラギラとしたシャンデリア、VIPが通りそうな赤い絨毯。

とにかくそんなにお金かける必要あるのかとなるようなものだった。

さらに、500人は超えるだろうというプレイヤー。

そこまでの人数が余裕で入れる城にも驚きである。

さまざまな武器、装備を持っており、赤や黄色といった派手な色合いの人からミリタリーのような迷彩柄の服の人まで色々な人がいる。


…なんか嫌な視線が結構するな

案外こういうのってわかるもんなんだな


しかも結構声が聞こえる




「あの子めちゃくちゃ可愛くねえか?」


「ああ、今までに会った中で一番に可愛いと思う」


「いや、お前が会ったことある女って片手で数えるほどだろ」


「ばれたか」


「てか、横にいるの『神速のエレファ』じゃね?」


「え、そんなわけ…ほんとだすごい似てる」


「まじか?あいつってたしかアマチュアなのにプロレベルいやそれを越しているかもしれないと言われてるやつだよな?」


「ああただただバケモンだ

 こんなとこで会うとは・・・」



あまりよく聞こえないがこそこそ言われている。

まあ気にするほどのものでもないだろう


「すげえ

 なんかドバイとかにありそうなやつだな」


「それはそう」


「そんでどこに行けばいいんだ?」


「あそこにめっちゃでかい銀のゲートがあるだろ?

 あそこを通ると待合室に飛ばされて、20、30秒ぐらいしたら武器選択の時間になる」


「なるほどね」


「じゃあいくか」


「おっけいスナイパーで芋り散らかすぞ」


「いや、セーフゾーン制度あるから無理だろ」


「そうだったわ」


と喋りながら歩いているとその門の目の前まできた。


「じゃあ通るぞ」


と一歩前に足を踏み出した。


すると何やら賢三と共にバスの待合室のような

木製のベンチが置かれた部屋に通された。

そこにはモニターが置かれており、自分の固定の武器の解説が書いてあった。

俺のは前のやつと一緒だが、

賢三のやつ結構カスタマイズしてるんだな


「なあエレファ、お前銃どんな感じにしてんの?」


「なんかその姿で言われると口調と姿が一致しねえな…

 まあいいけど、何?俺の銃の話だっけ」


「そうそう」


「まあ一年ぐらいやってるから結構いじくってる」


と同時に銃を背中から取り出す


「これが俺の主力武器はSMGの『ダイス No.3』

 特徴は威力を他の武器より抑えた代わりにめちゃくちゃ連射が早い

 反動も大きいんだけど。

 ちなみにこれオーダーメイドだから結構値が張ったけど、それぐらいの価値はあ

 るとはおもう」


「あとはサブ武器の『アイスヘッド』

 これはリボルバーでダイスで倒せなかった時の補助

 あと遠距離とかはこれ使ってるかな」


「へー、サブとメインで役割分けてるのか」


「大抵はね。お前みたいなスナイパーとリボルバーとかいう一撃必殺プラス一撃必殺はかなり珍しい」


「フィジカル面では謎の自信しかないからね」


「そうだよなあ、イアはPCのシューター系は無駄に洗練された動きでうまいからな」


「まあね、お前に86戦中85勝1分だもんな

 だけどVRに関してはエレファの方が上手いからね」


「ぐっ…ま、まあイアはこれが初めてだからまだあれだけど、このゲームに慣れれば俺よりも強くなるよ」


「まじでいってんの?」


「まじだよ

 お前成長する速さ尋常じゃないからな

 俺がpcゲーム勧めたらほんの数ヶ月で俺は3年やってたのにまじで勝てなくなった からな」


「そういえばそうだったな

 初めて俺に負けた時めっちゃ『えっ・・・』みたいな顔してたのめっちゃ記憶

 に残ってるわ」


「うっせえよ」


「ハハハばかおもろ」


「そういえば、俺らが遠く離れた時ってどうやって連絡すんの?」


「あーそれは、チームが話した言葉はどんだけ離れてても聞こえるって仕様」


「なるほどな」


と話していると残り5秒とアナウンスされた。


「よし行くか」


「おっしゃあああああ初試合やるぞおお」


「その前に武器選択な

 俺らは決まってるけど他のパーティーはまだきめ兼ねてる可能性あるからね」


「そうだったわすまん」


「まあ20秒弱だからね」


『武器を選択してください』


「俺らはもう決まってるからこれでいいんだよな?」


「それで大丈夫」


「おけ」


『この武器に決定しますか?」

もちろん、はいだ。


「じゃあ行きますか」


『全プレイヤーの武器選択を確認。

 これからゲームをスタートします。

 これから迫り来る敵を全て打ち倒し、頂えを目指してください

 では、ご武運を』



その瞬間、俺とエレファの体は光に包まれその空間から消滅した。







『ゲームスタート』


その合図と共に俺とエレファは荒野のど真ん中にテレポートされた。


「なあ、まずどうすればいいんだ?」


「そうだなとりあえず視点右上にミニマップがあるだろ?

 そこを開いてみろ」


「んーと、、おけ開いた」


「じゃあ俺たちがいる現在地を見てくれ

 そしたら近くにここの地域の名前が書いてる」


「あーこれか 

 えーっと…『オリジン』?」


「そう、ここは『オリジン』って名前の場所。

 ここにはシールド工場が設置されてる。

 あと2箇所にシールド工場があるんだけど、そっちは次に着いたら紹介すると思う

 多分忘れてる」


「まあいいや、でここからどっちの方向?」


「俺らは『オリジン』の南の方にいるからここから北に向かって歩いたらいい

 そんで着いたら俺が一生作っとくから周りの警戒をお願いするわ

 お前なら勝てるだろ」


「いや、俺初めてこのゲームやるんすけど…大丈夫そ?」


「いけるいける死んでもダウンするだけで完全に死ぬわけじゃないし、

 なんなら死んでも蘇生アイテムあるから

 マップに1個だけだけど」


「無理じゃねえか…まあいいよやったらいいんだろ?」


「お、その意気だ

 じゃあのんびり向かうとしますか」


「のんびりしていいのか?この戦場で」


「まあ開始数分間はほぼ敵に会うことないから」


「じゃあ大丈夫か

 で、あと何キロぐらい?」


「いや、500メートルぐらい。

 もうすぐで見えると思うよ」


「まじ?」


「まじ」


「道中で接敵したらどうすんの?」


「やりあうけどイアってスナイパーだし、出番はあんまり無いと思う」


「まじかぁ…」


「まあだいじょうb「ビュビュン」あぶなっと

 後ろ敵2 1人サブマシンガン

 とりあえずあそこの岩の裏に隠れるぞ」


「おけ」


ほらそんな余裕とか言うから撃たれるんだよ…


「俺後方支援回って敵のヘイト持つから、凸ってきて」


「おけ、俺裏回るからできれば一キルぐらい持ってってくれるとありがたい

 じゃあいてくる」


とかエレファが言ってる間にも撃たれているが、

敵に見つからないよう音を消しながら動いているあいつを見届けつつ、俺は後ろにいた敵に注意を向ける。


「あそこかあ、とりあえずヘイト持つだけだし適当に撃っとくか」


俺と敵の距離は岩を挟んで大体60m前後。

本来ならスナイパーを使う距離ではないのだが、この男はサブ武器を使うと言う選択肢は頭の中になかった。


ここら辺からの狙撃ならほぼ偏差もブレも関係ない。

よく狙ってトリガーを引いて撃つだけ。


そして俺は元々付いていた6倍スコープは流石に近過ぎるから逆に見にくいと思い、外してアイアンスコープにした。


これで準備は万端。


『おい、俺はもう敵の後ろに回ったからヘイトを向けろ」


『わかった、俺がいまからカウントするから、そのタイミングで出てくれ

 あと俺は黒の服の方を狙うから、お前は緑を先に狙ってくれ」


「了解」


「じゃあ行くぞ

 3、2、1、今!」


俺は岩の影で匍匐状態になり、エレファと同時に横に一回転して飛び出した。


俺は一瞬で1人の敵の位置にエイムを合わせるが、敵も岩を見ていたために俺の存在にしか気づかず慌てて俺に銃を向ける。だが、俺たちの狙いは俺のスナイパーのワンチャン狙いじゃない。


エルファが撃つ前に俺は敵に向けて引き金を引いた。

目の前の銃から『ズガンッ』と重い音がして

鉛玉が敵に向かって真っ直ぐに飛んでいき、着弾。


よし、頭じゃないが命中だ。

序盤ならシールドがないから一撃で倒せると思うが…

しかし、敵は俺に向かって銃口を向けて弾幕を放ってくる。

なんでだ?俺はちゃんと当てたはず

だが、過去は変えられない。放たれた弾丸は俺へと向かってくる。

やばい、、、死ぬ

そう思った瞬間ログが流れた。


『プレイヤーエレファ2kill

プレイヤーイア assist』


それを見た瞬間俺は弾丸を全て受け、ダウンした。





これからも誠心誠意書き上げていきますので、何卒宜しくお願い致します。

なお、平日は仕事がありますので若干投稿が遅れることがあります。

ご容赦下さい。

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