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あまり聞かない告白シチュエーション

ほのぼのを目指して投稿していきます。


ご意見などいただけると嬉しいです!

「──私と付き合ってください!」


目の前にいる女子からそんなありきたりな告白を告げられた。

電車の乗客であった通行人が行き交う駅のホームの真ん中で。


先程まで座席に腰掛けて、ぎこちない会話を交わしていた二人であるにも関わらず、告白というハードルの高い行動にもちこんだ彼女に驚いた。


彼女は、同級生ではなく下級生、後輩だ。部活に所属していないにも関わらず、関わりを求めてきた彼女。

彼女は、数多の男子生徒からの告白を断り、何故だか冴えない男子である僕に今現在、告白を告げている。

神に与えられた美しい容姿でありながら、醜いとさえ感じるほどの冴えない容姿である僕に──告白なんて。


「ごめん。他に好きな彼女(ひと)がいて。悪いけど、付き合えないんだ。本当にごめんね」

そう断ると、目の前の彼女は涙を浮かべ、走り出して姿を消した。


彼女であれば、相手(かれし)など選び放題な気がする。どうせ恵まれた容姿の人間は──なんだろ、と。


後に、あんな結末が待ち構えているとは──


急ごう、()()が待つ自宅へ。







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