表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者様は泥棒だった件  作者: 浦田んぼ。
6/11

ソフィーさんは泥棒したい

これ書いてる時に地震が来ました。怖スギィ!

衝撃の新事実である。流石に攻撃技くらい覚えるものだと思っていた。


「本来、盗賊という職業は勇者には不向きですからね。」


「俺、勇者としてやっていけるのかな。」


セレンは不安になってきた。


「あ、またモンスターが来ました!」


「魔法で頼む!」


攻撃技が無いので、他力本願でいきたい。


「勇者様、私は魔力が尽きてしまいました。」


「え!?」


「ごめんなさい!王都に着くまでに、魔法を何回も使ってしまって。」


「俺が倒すしかないのか!?」


「そうなりますね。」


敵の数はゴブリンが10体、奥には親玉であろうゴブリンロードがいる。


「はあっ!」


まずは前にいるゴブリン4体めがけてナイフを振る。そして、倒したゴブリンが持っていた弓を使い、首にある石を破壊していく。


「あいつはちょっとデカすぎるだろ。」


ゴブリンロードは確実に体長2m以上ある。そして、自分よりひと回り小さい棍棒を振り回している。動きを封じなければ勝ち目はない。


「拘束!!」


ゴブリンロードの動きを完全に封じた。正直に言うと、このスキルが無ければ死んでた。


「ふっ!」


的確に石を破壊。セレンの大勝利だ。


「すごいです!流石は勇者様です!」


「それほどでもないよ〜。」


ソフィーに褒められ、上機嫌になる。


「普通はこの辺りにゴブリンロードなんか居ないんですけどね。」


「そうなの?」


「基本的にゴブリンたちは、ゴブリンロードに支配されないように生きています。ゴブリンロードがゴブリンたちのとった獲物を横取りしてしまうからです。それに、この世界のほとんどのゴブリンロードは、魔王に雇われて城の警備をしているはずですから。」


「確かに棍棒に魔王軍のマーク的なやつがあるな。」


「なんなんでしょうねえ。」


「まあ、先に進もうぜ。」




5時間後、セレンたちは休憩していた。


「そういえば、そのライトアーマーはどうやって買ったんですか?高そうですけど。」


「王都の民家からお金を頂戴してきたんだ。」


お金を頂戴(泥棒)。


「つぼとか割ったりしたんですか?」


「タンスを漁ったりもしたな。」


「勇者の醍醐味ですからね!」


「そうだよなー!」


昔に読んだ物語でも勇者がタンスを漁ったり、つぼを割ったりしていた。


「お金も少なくなってきたし、次の街に着いたらやってみるか!」


「楽しみです!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ