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転生したけど帰りたい!  作者: 鮫島ジョーズ
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運命の分岐点

初投稿です。バチくそ初心者なので読みにくいところとかもあると思いますがよろしくお願いします!



―目が覚めると真っ白な世界にいた―



眩しい程の白が地平線の彼方まで広がっている。まるで終わりが見えない。どのくらいの高さ或いは深さがあるのかも分からない。ただただふわふわとした感覚が体を包んでいる。

「目が覚めましたか?」

突然頭の中に声が響いた。とても人のものとは思えない綺麗な声だ。美しさすら感じる。

「…ここは……?なるほどな…」

唐突に理解する。

思い出した。俺は死んだのだ。

「そうです。貴方は死んだのです。自分自身の死んだ事実にショックを受けられると思いますが…

「フッ…気にするな。死因は忘れちまったけどあんたには関係ない事だろ?」

頭の中の声を遮(さえぎ)り俺は言葉を続ける。

「ここが死後の世界って訳か…そしてあんたは俺たち人間の言う神様ってとこか?」

「そうです。ここは貴方の魂をこれからどうするか選ぶ最後の分岐点のような場所です。」

「魂の分岐点か…」

声の主が言葉を続ける。

「一つ目の道は元の世界。貴方が生前生きていた世界に戻り転生して第二の生を送ること。これがごく普通の一般的な道。そしてもうひとつは…」

「異世界に転生するってところか…」

「はい!貴方は数ある魂の中で私が選んだ優れた魂です。一般的な魂とは質が違うのです。もうひとつの道とは異世界に転生し勇者として世界を救う事。貴方なら異世界で起こっている問題を解決し、平和を取り戻す事ができるかも知れません。」

「俺が選ばれし…勇者の力を持つ魂か……」

「どちらの道を選ぶかは貴方次第。無理強いはしません。でもできれば…

「いいぜ。その異世界とやらを救ってやる。」

頭の中の声を遮り俺は答えた。

「あっ!!ありがとうございます!!勿論協力して下さるお礼はします!具体的には現在の貴方の記憶の保持と世界を救う勇者としての力。神からの能力能力(ギフト)を差し上げます!」

「能力能力(ギフト)か……分かった。任せてくれ。」

「はい!それでは早速異世界への転生を開始します!!世界の名はビルレイスト。遥か昔…二匹の龍が神界で戦い、その結果神界の橋が壊れ下界に落ちた事によりできた世界です。現在その世界では魔王が復活し世界に再び争いの火種が起きようとしています。」

「魔王か…」

まさにゲームのRPGのようだ。

「貴方はその魔王を倒すため勇者としての生を受ます。幼児からのスタートですが、仲間を集め、レベルを上げ、神からの力を使い世界の平和を取り戻してください!」

「ああ。行ってくる」


真っ白な世界が光をまし、体がどこかに落下していく感覚に襲われる。

ふわふわした感覚が消え重さが戻っていく。

不安と期待が入り交じった感情が溢れ出す。

これから俺の新たな人生が始まるのだ…!!

頭の中の声が遠ざかっていく。

「世界の命運は貴方の手の中です。石野上響也石野上響也(いしがみきょうや)さん。」

意識が遠ざかっていく…

ん?

何も見えなくなる…


あれ?

待て待て待て




聞き間違えだと思うんだけど…さ


んーーー?







途絶えつつある意識の中神様が言った名前は確かにこの俺、石野上怜石野上怜(いしがみれん)の兄の名前であった。


ポイントorコメントorブックマーク追加よろしくお願いいたします!

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