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偽りの日々に

作者: Soraきた

ようやく答えが出たね

この教室に

僕たち二人だけしかいなくても

決して、

黒板なんかにその答えは書かない



書いた後にすぐに消せるのに

もし、誰かが入ってきても

すぐに消すことができるのに

僕たちは慎重でいる


もともとは

君から始まった恋を

僕まで巻き込んで

3か月の恋に

やっと答えが出るというのに

君は浮かない表情で

僕を見つめてくる



もうこれ以上の優しさは

ふたりの関係さえも壊すほどに

もし、壊れてもいいのなら

僕はこの続きを君と過ごすのだけど



お互い早すぎたんだ

答えを出すのも

出会うのも

もう少し、僕と君

どちらかが不器用でいたら

恋について不器用でいたなら

自然に

寄り添うこともできたんだと

こころの中で

僕はつぶやいている



君はそんな僕を見ては

くるりと背中を見せる

意外と小さいんだな・・・

僕は君の背中を見つめながら

切なくなってくる



もう自分で決めたこと

もう自分で決めた答えなんだ

昨日の今でも

今日の3時間前でも

明日の君でも

その答えに偽りはないはず



やさしすぎては

目の前の恋は、ぼやけてしまう

そのやさしさに頼りすぎても

この先の恋が進まない

だから

偽りのない日々へ

君が踏み出したことは

素敵なこと










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