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戦闘服

「終わりましょうか。」

 部長さんのいつもの台詞で部活は終わりを迎える。

「はーい。(✕6)」

 今日から、一人多い。


 そして、ブリーフィングルームへと。

「練習試合決まりましたけど、[アレ]どうしますか?」

 副部長さんが皆にふった。

「[アレ]って何だ?」

 久しぶりの八束先輩には、全く話が見えない様だ。

「だから、[アレ]って言わないで具体的に。」

 美星先輩が当然突っ込んだ。

「ほら、日向さんの衣装よ。他校行くなら必要なんじゃない?」

 小南先輩が説明した。


「そうですね…。」

 部長さんが少し考え込み、

「日向さん。」

 こっちに来た。嫌な予感しかしない。

「は、はぃ…。」

「お友達のツンデレお嬢様に、この前のイベントの衣装借りられないかしら?」

 ドキィィィィィ! し、正体バレた!? 心臓が飛び出るぐらい焦った。

「む、無理じゃないですかね。他でもイベントやるみたいだし…。」

 誤魔化せるか?

「そうですか…。」

 残念そうだけど、あの衣装はヤバい。

「部長。他で使ったものはどうかと…。」

と、副部長さん。

「そうね…。ちょっと付け加えれば、全く違う感じになるかと思ったんだけど…。」

「じゃあ、この前の世紀末女子高校生でいく?」

 小南先輩、あの衣装は駄目でしょう。

「いえ、あれは操縦に障害が出ますから…。」

「とりあえずは、片方の目にカラコン入れて、オッドアイにするとか…。」

 百地先輩が私の横にいた。

「おーっ。それだ!」

 小南先輩が賛同した。

「コンタクト入れた事ないです…。」

「慣れないコンタクトは、目に負担がかかります。」

 美星先輩は、眼鏡っ娘だけあってコンタクトの事も分かってる。

「う~ん、どうしましょう。」

 部長さんを筆頭に皆が考え始めた。

「あの、あの…。」

「何かアイデアですか。日向さん。」

「普通が良いんですけど…。」

「えっ。」

 なんで驚くんですか、部長さん。

「やっぱり、普通が動き易いです。」

「そうね…。動き難いと駄目ね。」

 また、少し考え込んだ部長さん。

「残念だけど、今回は無しでいきましょう。」

 助かったでいいのかな?

「八束さんも、日向さんの衣装考えてあげてください。」

 八束先輩にも部長さんはふった。

「おう、任せとけ。凄いの考えとくよ。」

 いや、普通が一番だと思う。


「日向んってお友達にツンデレお嬢様いるのか…。」

好敵手ライバルだって。」

 小南先輩が笑いながら八束先輩に答えた。

「設定凄いな。流石、転生者って事か。」

って笑った。


 せ、設定って何ぃぃぃぃぃ! 私の心の叫びは、誰も聞いてない。


「あっ、忘れるところでした。」

 部長さんが、自分の学生鞄から紙の束を取り出した。

「一人一部ずつあります。」

 渡してくれたのは…『練習試合のしおり』って書いてある冊子だった。

「よく読んで忘れ物無いようにしてください。」

「は~い。(✕6)」

 皆返事はしたが、冊子に夢中だった。

「今回も、部長手作りですね。」

 美星先輩がページをめくりながら聞いた。

「はい。毎度の事なのですが、行く学校によって内容が多少異なりますから。」

「はい、部長!」

と、小南先輩が右手を上げた。

「何ですか、小南さん。」

「おやつは300円までですか?」

 お約束の質問だ。

「おやつは…、ダイエットの敵なので無しです!」

 新しい返し方を目の当たりにした。

「と、言いたいことろですが、糖分補給出来るぐらいは許可します。」

「ヤッター!」

 皆が喜んだ。


「では、帰りましょう。」

「は~い。(✕6)」


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