表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

42/104

出た

「あれは!」

 人混みの向こうに大尉さんと波門さんを見付けた。偉いぞ私!


 早る気持ちが、私を駆け出させる。

「貴方!」

 ビクッ! 体がトゲトゲになった。


 恐る恐る振り向くと、腕組みした桃河さんが仁王立ちしてた。

「葵さん。一人だけ大尉に取り入ろうとするなんて。そんな事させませんわ!」

「そ、そんな…。」

「お黙りなさい! 言い訳は許しません!」

 あたふた、あたふた。ど、どうしよう。

わたくしには、葵さんの行動は全てまるっとお見通しですわ!」

 気のせいか桃河さんが大きく見える…。右手の甲を左頬に当て、

「お~ほほ!」

 この笑い方をする時のポーズはお約束。


 って、笑い声と共に桃河さんが、大きくなってる!

 どんどん大きく…。

 もう、完全に見下されているよぉ…。


「お〜ほほ!」

「はっ!」

 笑い声が後ろからもする。


 振り向くと、そこにも桃河さん!?

「お~ほほ!」

「お~ほほ!」

 今度は左右から…。やっぱり桃河さんいる!


 キョロキョロ。よ、四人の桃河さん!?


 う、動いてる!

 私の周りをグルグル回ってる…。


「お~ほほ!」

「お~ほほ!」

「お~ほほ!」


 声が反響しまくってるよ!

「ゆ、許してぇ…。」


「はっ!」

 ゆ、夢か…。

「桃河さん。私の夢にまで。」

 桃河さんを思い出し。

「昨日は楽しかったな。」

 ポツリと呟いてた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ