再会
日曜日ともなると人が多い。大型のゲーセンなら尚更だな…。
何処にあるんだろう? と、案内板で確認する。
何回か来たけど、全然行ってないエリアだった。そりゃそうだ、知ったの高校入ってからだもん。心の中でも笑った。
そこは凄い場所だった!
何台も並ぶコックピット。巨大モニターに映し出される対戦風景。そして、いっぱいの人、人、人! プレーヤー(パイロット)以外にも、ギャラリーもいるみたいだ。
こんなに人気なんだ。知らなかった。
呆気にとられたか、その場の熱気に圧されたか、私は暫く突っ立たままでモニターみていた。
そこに、肩にポンと手が掛かり、
「こんにちは。」
声の方を向くと、
「やっぱり、この前の朝の娘だ。」
「あっ。この前はすみませんでした。」
顔を見て、咄嗟にペコリと頭を下げた。
「良いって。それよりも間に合ったかい?」
「はい、間に合いました。」
「それは、良かった。心配してたんだ。」
「ぶつかった上に心配まで、本当にすみませんでした。」
ペコリ。
「だから、良いって。」
と笑っていた。
「それより、やるの?」
右の親指で差したのは当然『パンツァー・イェーガー』。
「あ、はい。最近初めまして。」
「へー。そうなんだ。」
いきなり手を握られた。
「えっ。」
で、マジマジと目をみられて、
「良い手をしているね。」
手を握られたのと言われた事で、顔が真っ赤になり俯向いたところへ、
「あら、褒めるなんて珍しい。」
見るとそこには、金髪ロングストレートの女性が立っていた。ハーフぽいな。更に、
「この人に褒められるなんて、誇っても良いわよ。」
「おいおい、そこまで俺は凄くないぞ。」
金髪の女性は、外国の人がよくやる両方の手のひらを上に向けで、首を傾げるポーズをした。
それを見て、三人で少し笑ってた。




