『うんちーと!』あとがきみたいなもの。
拙作『うんちーと!』を最後まで読んでいただいた奇特な方、並びに暇を持て余している方、本当にありがとうございました!
また、いきなりこのページを読み始めた方、良ければ『うんちーと!』読んでみてね。
この作品は当初、拙作であります『女神と魔神と…オッサンと!?』があまりにもうだつが上がらないため『集客用』または『誘導用』として書き始めたのがきっかけです。
当初1年ほど読み専だった自分は、自分も何か書いてみたいと軽い衝動に襲われ『女神と魔神と…オッサンと』を書いてみたわけです。
最初はアクセス数やらブックマークやら全く気にしませんでした。
ですが書いていくうちに、本当に読んでる人いるの? いるんならレスポンス頂戴! と言う心理に陥ってしまいました。
しかしまあそう簡単にレスポンスが貰えるわけでもなく、日々黙々と物語を進める日々が続きました。
そしてある日思いつきました。アクセス数が増えればレスポンスあるんじゃね?
そんな浅はかな考えから、もう抹殺してしまいましたが『集客用』第一号『しがないオッサン物語』という作品をアップしました。
『集客用』ですので全くもってテキトーです。下書きなしで『次話投稿』ページからダイレクトにアップして推敲も誤字脱字程度。1話にかける時間も30分からせいぜい1時間と短いものでした。いや、最後の方は10分程度だったはず…。
これがまたタイトル通りしがない結果でして、ブックマークが0になったのを期に新たな作品を書いていこうとなったわけです。
『しがないオッサン物語』は『女神と魔神』の300年後を描いた作品でした。ただ最初に設定がガチガチだったためうまく書き上げれずにいました。まあ素人の実力なんでこんなものでしょう。ただ書いていくうちにその主人公『カンナ』が暴走します。『カンナ』は最初、物静かな女の子というコンセプトで書いておりました。しかし話がすすむにつれ、どんどん腹黒くなっていってしまいました。
新たな作品を書くにあたり、『カンナ』は惜しいと思いそのまま使おうと結論づけました。
『カンナ』を自由に動かせる世界を作れば面白いかも。
で今まで通りNO下書き、NO推敲、1話あたりの所要時間30分程度、NOストレスで書き上げられる作品『うんちーと!』をアップすることにしました。
結果としてはまあ惨敗でしたが。
3話アップした翌日の1日のアクセス数が5件! 本気で笑ってしまいました。
アップした日も、アップするまでアクセス0件という日が何日かありました。これは本気でアクセス0件/日、ありうるかも。そう思いました。
やはりテキトーに書けばこんなものか、世の中そんなに甘くないやと思い知らされた次第でございます。
これじゃあ『集客用』としては使えません。でもまあ楽しく書けるうちは書いていこうと思い10話目あたりまで書いたとき、なんとなくこういう終わり方っていいよね?みたいな妄想が頭に浮かびました。そうしたらもういてもたってもいられませんでした。完結させてぇ〜〜。『レスポンス欲求』から『完結欲求』へと脳みそがシフトしていきました。
その時はブックマークが2〜3件程度だったと思います。でも気にはなるけど二の次、取り敢えず終わらせてやる。そう思ってアップしていきました。
結果、最終話アップした時点でブックマーク14件。決して多くないと言うか極めて少ない数字ですが、自分の中ではよくぞ14人もの人が…奇特な人もいるものだ。ありがたやありがたやと思ってしまったわけです。
カンナは先ほど書いたように暴走した腹黒少女です。ならばバランスを取るために天使属性のいい子を登場させたくなりました。それが『ビッチ』こと『アヤ』です。この娘も作品中に暴走します。どんどんアホになっていってしまいました。
ただ、腹黒とアホの掛け合いは読み手はどうあれ楽しく書けたので結果オーライかもしれません。
10話ほど書いたところでエンディングがおぼろげながら見えてきました。
すれ違いや回り道がありつつ最後はやっぱりハッピーエンドがいい!
そんなカンナとアヤの友情物語がいい!
ほろりと泣かせて笑わせて、そんな作品にしたい!
そして最後に『ビッチ』を『アヤ』と呼ばせたい!
そんな思いから話を練り上げていきました。
第18話のハチベエの回想はそんな中思いつきました。完全にあとづけでございます。なので不合理なところもあるでしょう。メンゴです。
ただ自分なりに辻褄は合わせていきました。
カンナとアヤがすれ違うにはどうしたら?
カンナを戦いの場に引きずり出すには?
なぜ転移が起こったのか?
ハチベエとはなんぞや?
そして、あらかた考えを整理して第12話にとりかかりました。
それからはもう本当に思いつくまま、まさにNOストレスで書きなぐっていった状態です。
ってか逆にストレス発散状態でした。
そうして今自分で読み返してみてこう思いました。あますぎる…。
天使の攻撃が甘いものになるってなんじゃー!
近くに急に彗星が通るってなんじゃー!
お恥ずかしい限りではございますが、達成感みたいなものも感じました。
エタりそうな人がいれば言ってあげたい。どんでも終わらせるっていいもんだよ!と。
最終話の最後、150年後は蛇足じゃね?とお思いの方もいるかと思います。
自分の中の半分もそう思っております。
でも何となく日常で終わらせたかった自分のワガママでございます。
あのシーンは、通算4回目の天使との戦いのあと、舗装されていない道をすすきの穂なんかを手に持ちながら、ぶらぶら歩いて帰路についているイメージで書きました。
情景も心情も描写せず会話だけ、あえて具体的なことは何も描写しないほうがカンナの気持ちが伝わるかなと思い書いた次第でございます。
伝わったかな?
これにて『うんちーと』は終わりです。
後日談とか裏話的な何かを書こうかなとは全く思いません。密かに書ききった感があるからです。
まあ、強い要望があれば考えますが、そんな変人いないと思いますし。
これから読む人は、くっだらね〜なあ、と笑い飛ばしてくれたらありがたい限りです。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
『うんちーと!』『女神と魔神と…オッサンと!?』お暇でしたら読んでみて下さいね。
ではこれにて。
〈追記〉
これだけは書かなきゃなりません。
お気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、この作品の冒頭は『灰と幻想のグリムガル』を盛大にパクっております。作者の十文字先生ゴメンナサイ。『灰と幻想のグリムガル』読んでます!
転移前の記憶が曖昧という設定が『使える』と思ってしまいました。
使い方がアレだったりするのですが。
その他にも大量にパクってます。みなさんすいませんでした。