大事な用事(200文字小説)
『大事な用事があるから早く帰ってきて』
嫁いだ娘からのメール。
なんだろう?
とにかく余程のことなのだろう。
私は早々に仕事を切り上げて帰宅した。
「何かあったのか?」
居間に顔を出すと、家族が待ちかまえていた。
「はい、これ」
渡されたのは鬼の面。
「さあ、豆撒きを始めるわよ」
妻の言葉と同時に一斉に豆が飛んでくる。
「鬼はー外。福はー内」
それならそうと言ってくれれば…。
「言ったら帰って来ないでしょ」
まあ、確かに…。
『大事な用事があるから早く帰ってきて』
嫁いだ娘からのメール。
なんだろう?
とにかく余程のことなのだろう。
私は早々に仕事を切り上げて帰宅した。
「何かあったのか?」
居間に顔を出すと、家族が待ちかまえていた。
「はい、これ」
渡されたのは鬼の面。
「さあ、豆撒きを始めるわよ」
妻の言葉と同時に一斉に豆が飛んでくる。
「鬼はー外。福はー内」
それならそうと言ってくれれば…。
「言ったら帰って来ないでしょ」
まあ、確かに…。
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