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カノジョ(仮)28

作者: GTM

 人類が人型兵器で戦争をするようになって半世紀。

 地球に飛来して攻めてきたのは異星人ではなく月に移住した同じ地球人だった。

 人型兵器の開発におくれをとった地球在住者たちであったが、新兵器による反転攻勢に転じていた。

 豪州での戦いを終え地球合同軍の宇宙巡洋艦アレックスコードは大気圏を突破し宇宙空間に到達した。

 巨大ドーナツ型宇宙ステーション『ペッサリーリング』に「X2」と書かれたコンテナを搬入した少年パイロット・ナナミ他アレックスコードのクルーたちにしばしの休息があたえられた・・・


 宇宙巡洋艦アレックスコード内 ナナミの部屋

 買い物をしてきたナナミは、

「ミナミちゃん、どこか行くの?」

 強そうに見えないがエースパイロットのナナミ君と事実上の同棲生活しているGカップの美少女(実は腹黒ヒロイン)ミナミちゃんは、

「舞踏会。参加資格は少佐以上。さえない単身赴任の艦長(なんらかの秘密を握っているからか)に連れてってもらうの。そこで、若くてかっこいい准将クラスのオトコをゲットよ」

 彼女は王子様に会いに行くシンデレラみたいなドレスを着ていた。ガラスの靴を履き、ドアを開け、

「今日いえもう帰らないかも。あんたは一生ひとりでプラモでも作ってるのね」

「人間は肩書じゃないだろ!」

 と、ナナミ少尉は言ったが、ミナミは行ってしまった。

「ミナミ二等兵(一番下っぱ)の本性を見ましたね」

 ミナミちゃんが書いた除隊願(じょたいねがい)の封筒を持った12歳の副長アメリア・ローゼンバーグ大佐が、

「俗物たちのパーティー(舞踏会)、乱入してみませんか?」


 巨大宇宙ステーション内 ジ・ロン家(19世紀で頭が止まっているような連中)主催舞踏会会場

 仮面舞踏会ではないので、マスクをかぶった男たちは出禁になっていた。


(おわり)


 



   


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