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第10話 テロリストたち

途中高速道路に入り、川を跨ぐ県境を通り過ぎて最初のインターで降りる。

市街地を通り抜け、街外れの総合病院の救急入口前に車を付けた。


「お二人共、指示するまで車で待機願います。」


鈴さんの指示で、大人しく待つことにする。

救急車から降りた、救急隊員の格好をした腕利きスタッフ達。

わざとらしく担架を持って鈴さんを先頭に救急入口に入って行く。

代わりに救急車の助手席に居た人が、俺達の乗った車の前に付いて警戒を始めた。


暫く待つと、悲鳴と何かが落ちるような大きな破裂音の後に爆発と黒煙が上がって、パニック状態になった人々が出入り口や窓から飛び出してくる。

あ〜、また始まったのかと思いながら、イザとなったらどうやって陽菜を守ろうかと周りを見回していたら、鈴さんが戻ってきた。


「お二人共、降りて着いてきてください。」


鈴さんの事だから大丈夫だろうけど、何があっても対応するつもりで着いていく。


「……………………鈴さん、何が有ったんですか?」


「待合で手榴弾攻撃を受けました。」


「………………………………はぁ?」


「私も、まさかとは思いましたよ?」


「ですよね。で、被害は?」


「逃げようとした犯人に手榴弾を投げ返したので、怪我人は少ないと思います。むしろ、避難中の怪我の方が多いのでは?」


「………………………………投げ返すって、誰がやったのかな?」


「当然に、私ですが。」


「………………………………出来るんですね、そんな映画みたいな事。」


「ええ、間抜けな犯人はピンを抜いてすぐに投げてきましたから、投げ返す位は余裕ですよ。」


「で、その犯人は?」


「両足とも千切れかけてましたね。足元で爆発させましたから。」


ヤッパリ、この人、バケモノだった。

知ってたつもりだったけど、それを上回ってきたね。


「では、俺達、診察受けられるんですかね?」


「まあ、無理でしょうね。」


………………………………どうすんの、これ!


「ところで、誰が『テロリスト』に狙われたんですかね。」


「あなた達二人ですよ。学生服の男子と白ワンピースの女子の二人連れが狙われましたから。」


俺達、今日、無事に帰れるのな?


「で、これから何処へ行くのかな?」


「陽菜様の応急処置が終わったら戻りますよ。当主様が『敵一味』を今頃壊滅させているでしょうからね。陽向様の治療は、申し訳ありませんが今暫く我慢願います。」


「大丈夫なの?証拠とかあるの?」


「要りませんよ、そんな物。」


マヂか〜?

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